こんにちは、半次郎です。
今日は昨日よりもさらに暖かくなり、最高気温は20℃と春本番といったところです。
昨日から咲き始めた我が家の近所の桜も、ますます花びらが増えることでしょう。
楽しみです。
さて、2014年7月に発覚したベネッセの個人情報流出事件ですが、昨日、東京地裁が被告である元SEに対し懲役3年6月、罰金300万円(求刑・懲役5年、罰金300万円)の実刑判決を言い渡したそうです。
被告側は控訴したようですから、確定するまでまだまだかかりそうですが、今年の成人式を過ぎるまで、我が家が影響を受け続けた事件ですので、非常に興味があります。
しかも、半次郎にとって2つの側面から見ることの出来る珍しい事件なのです。
2つの側面とは・・・、1つは、被害者としての視点で、事件が発覚した当時、我が家の末娘は18歳でしたが、小中学生の頃、進研ゼミの「チャレンジ」等をやっていました。
“進研ゼミ”とはベネッセが行っている添削式の通信教育です。
そして、この事件がニュースになる前から、成人式の振り袖などを勧める電話やダイレクトメールがたくさん届くようになっていたので、どこからか個人情報が漏れているのではないかと思っていたところでした。
そうこうする内に事件の報道があり、「やっぱりな」と思ったものです。
しばらくしたらベネッセからお詫びの書面が届きましたので、ここから流出したものだとハッキリしました。
その時の状況は、このブログにも書きましたので、リンクを貼っておきます。(2014年7月17日の記事)
もう1つは加害者側からの視点です。
この被告の元SEという人とは一切、面識はありませんが、半次郎もSEであることから、企業の有する顧客情報を取り扱う場面も少なからずあります。
つまり、疑われる懸念のある職業なのです。
そうなると、「いかに自分を律するか」が、自分の身を守る最大の“盾”であると思っています。
「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」このことを常に意識しながら行動するしかないのです。
この被告は、何らかの事情で「個人情報を入手し売却する」という行為に手を染め、個人情報を流出させてしまいました。
そして、多くの人に迷惑をかける結果になった訳ですが、それだけではなく、自分の身をも汚してしまいました。
地裁の判決で最終確定ではないながらも、「実刑」が相当であると判断されたほどの犯行なのですから。
ほんの少しの思慮分別があれば、自分の身を守ることが出来たはずなのに・・・です。
残念としか言いようがありません。
さて、最後に、この情報を買った側のことについて述べさせて頂きます。
この個人情報を買った企業は、支払った対価に伴う利益を上げることが出来たのでしょうか?
半次郎は「NO」だと思います。
何故なら、半次郎のところに届いた成人式向けの衣装や小物、それから美容院、写真館に至るまで、全て広告をくれたところとは別のところで済ませました。
つまり、半次郎のところに関しては、郵送代や梱包代、広告の印刷代・・・等々、全てが無駄になった訳です。
個人情報を売り買いしようという発想が、諸悪の根源だとそう思います。
おそらく、今後は消えていく風潮だと思います。
早くそういう社会がくることを、半次郎は願っています。
From 半次郎
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます