半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

雪沼とその周辺/堀江敏幸 著

2010年01月25日 12時41分54秒 | 乱読事始!
こんにちは、半次郎です。

今日は日本海側は荒れ模様のようですね。
ここ太平洋側は曇ってはいるものの、穏やかで暖かです。
何でも3月下旬の気温だそうです。
日本も意外と広いのですね。

さて、今年は小説を読もうと決めた半次郎でしたが、なかなか捗らず、苦心惨憺、悪戦苦闘といった感じです。

どうも小説との相性が良くないのかも知れません。
クラッチが合っていないという感じです。

それでも、既にAmazonで取り寄せた4冊の小説が待っています。
ここで挫ける訳にはいきません。

取り敢えず、最初の一冊のご紹介をしておきます。
ただし、これが読み進まず、まだ最初の短編が終わっただけです。
この最初の短編は、年明け早々に読み終わりました。
その後がなかなか続かないのです。
邪魔が入ったり、他に興味が移ったり…。

最初に読んだのは、『雪沼とその周辺』(堀江敏幸 著)です。

次の7編が収められています。
先ず、最初の1編がこれ…。

(1)スタンス・ドット

“スタンス・ドット”とは、ボウリング場の投球レーンにある立ち位置を示す丸印のことです。
読み進めて初めて知りました。

山間の古びたボウリング場が舞台の物語です。
その日で店を閉めてしまうボウリング場で、トイレを借りに立ち寄っただけの若いカップルが、最後の客(無料なので客とは言えませんが)としてゲームをするのを、過去の思い出を振り返りながらスコアを付ける主人公の独白を、クリアな文章で展開していきます。

途中、スタンス・ドットの位置を生涯変更しなかったプロボウラー(架空?)の話が挿入されていて、タイトルとして用いられた意味が分かったような気がしました。

2003年の川端康成文学賞を受賞した作品です。

他の6編は以下の通りです。

(2)イラクサの庭
(3)河岸段丘
(4)送り火
(5)レンガを積む
(6)ピラニア
(7)緩斜面

(2)~(7)の感想は、後日、追加更新することにします。
まだまだ先は長そうです。

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