こんにちは、半次郎です。
今日は久し振りの陽射しで、気持ちの良い一日になりました。
日曜日に雨に降られたものですから、ずっと雨だったような印象があります。
予報ではまた週末は雨だそうです。
しばしの間、陽射しを楽しむことにしましょう。
さて、半次郎が20歳前後のまだ若かりし時代に出現し、一世を風靡した家庭用ビデオの一方の雄、β方式のビデオカセットが、来年の3月に生産中止となるそうです。
読売新聞記事を引用します。
『ソニーは10日、ベータ方式の家庭用ビデオカセットテープの出荷を、2016年3月に終了すると発表した。
1970~80年代には、VHS方式と激しい規格戦争を繰り広げたが、発売から約40年で歴史に幕を下ろすことになった。
ソニーが、ベータ方式のビデオ機器を発売したのは75年。翌年には日本ビクター(現JVCケンウッド)がVHS方式の機器を発売し、戦いの幕が開いた。ソニーのベータ方式のビデオテープは、最盛期の84年度には、約5000万巻を出荷した。
しかし、80年代後半になると、VHS方式が主流となり、2000年代にはデジタル化によってDVDが普及した。
ソニーは02年にベータ方式の機器の生産を終了し、その後は機器を持っている人のためにテープの生産を続けていた。しかし、今年度の出荷予測巻数は400巻まで落ち込み、撤退を決めた。
VHS陣営もパナソニックがすでに機器の生産を終了し、TDKブランドのテープも今年12月で販売を終了するなど撤退の動きが相次いでいる。』
引用はここまで。
半次郎がビデオデッキを最初に購入したのは、β方式でした。
もちろん、ソニー製です。
ひとたびβ方式を使い始めると、β方式のテープが溜まっていきますから、その後もずっとβ方式の機器を買い換えて使うことになります。
ところが、VHS方式に品質ではなく価格競争で敗れてから、β方式が駆逐され姿を見かけなくなり、やむなくVHS方式のビデオデッキに買い換えて使っていました。
ですから半次郎の家には、β方式のビデオテープとVHS方式のビデオテープが山のように残っています。
いや、確か半分以上は処分したはずですから、 大切なものだけになっているはずです。
今は全く見る機会(機械)がなくなりました。
それでも処分出来ないのは、娘たちの子どもの頃のイベントが映っているテープだからです。
DVDにダビングしてあるとは言え、なかなか捨てられずにいます。
今はハードディスクに録画した後、DVDやブルーレイディスクに記録することが出来ます。
本当に必要なものだけを、メディアに焼いて保存することが出来るのですから、便利な世の中になったものですね。
これならば、不要な番組など、「取り敢えずとっておこう」とならず、メディアの数は減るはずです。
しかもDVDやブルーレイディスクはビデオテープのように大きくありませんから、保管場所もとりません。
・・・と言いつつ、ビデオテープより安いDVDやブルーレイのディスクは使いやすく画質も良いので、あっと言う間に溜まってしまいます。
あの当時と比べて、テレビのチャンネルが増え、番組数が倍以上になったことも一因です。
これをビデオテープで保管したとしたら・・・。
たちまちゴミ屋敷のようにビデオテープが溢れ返ってしまいますね。
時代は確実に変わりました。
β方式もVHS方式も、ビデオテープという存在自体が消えてしまう訳です。
・・・寂しすぎて、ちょっと涙目になってきました。
昭和は遠くなりにけり・・・ですね。
From 半次郎
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