半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
≪安心ブログ≫

β方式のビデオテープ、生産中止へ

2015年11月11日 12時07分55秒 | よもやま話

こんにちは、半次郎です。

今日は久し振りの陽射しで、気持ちの良い一日になりました。
日曜日に雨に降られたものですから、ずっと雨だったような印象があります。
予報ではまた週末は雨だそうです。
しばしの間、陽射しを楽しむことにしましょう。

さて、半次郎が20歳前後のまだ若かりし時代に出現し、一世を風靡した家庭用ビデオの一方の雄、β方式のビデオカセットが、来年の3月に生産中止となるそうです。

読売新聞記事を引用します。  

『ソニーは10日、ベータ方式の家庭用ビデオカセットテープの出荷を、2016年3月に終了すると発表した。

 1970~80年代には、VHS方式と激しい規格戦争を繰り広げたが、発売から約40年で歴史に幕を下ろすことになった。

 ソニーが、ベータ方式のビデオ機器を発売したのは75年。翌年には日本ビクター(現JVCケンウッド)がVHS方式の機器を発売し、戦いの幕が開いた。ソニーのベータ方式のビデオテープは、最盛期の84年度には、約5000万巻を出荷した。

 しかし、80年代後半になると、VHS方式が主流となり、2000年代にはデジタル化によってDVDが普及した。

 ソニーは02年にベータ方式の機器の生産を終了し、その後は機器を持っている人のためにテープの生産を続けていた。しかし、今年度の出荷予測巻数は400巻まで落ち込み、撤退を決めた。

 VHS陣営もパナソニックがすでに機器の生産を終了し、TDKブランドのテープも今年12月で販売を終了するなど撤退の動きが相次いでいる。』

引用はここまで。

半次郎がビデオデッキを最初に購入したのは、β方式でした。
もちろん、ソニー製です。
ひとたびβ方式を使い始めると、β方式のテープが溜まっていきますから、その後もずっとβ方式の機器を買い換えて使うことになります。

ところが、VHS方式に品質ではなく価格競争で敗れてから、β方式が駆逐され姿を見かけなくなり、やむなくVHS方式のビデオデッキに買い換えて使っていました。
ですから半次郎の家には、β方式のビデオテープとVHS方式のビデオテープが山のように残っています。
いや、確か半分以上は処分したはずですから、 大切なものだけになっているはずです。

今は全く見る機会(機械)がなくなりました。
それでも処分出来ないのは、娘たちの子どもの頃のイベントが映っているテープだからです。
DVDにダビングしてあるとは言え、なかなか捨てられずにいます。

今はハードディスクに録画した後、DVDやブルーレイディスクに記録することが出来ます。
本当に必要なものだけを、メディアに焼いて保存することが出来るのですから、便利な世の中になったものですね。
これならば、不要な番組など、「取り敢えずとっておこう」とならず、メディアの数は減るはずです。
しかもDVDやブルーレイディスクはビデオテープのように大きくありませんから、保管場所もとりません。

・・・と言いつつ、ビデオテープより安いDVDやブルーレイのディスクは使いやすく画質も良いので、あっと言う間に溜まってしまいます。
あの当時と比べて、テレビのチャンネルが増え、番組数が倍以上になったことも一因です。

これをビデオテープで保管したとしたら・・・。
たちまちゴミ屋敷のようにビデオテープが溢れ返ってしまいますね。

時代は確実に変わりました。
β方式もVHS方式も、ビデオテープという存在自体が消えてしまう訳です。

・・・寂しすぎて、ちょっと涙目になってきました。


昭和は遠くなりにけり・・・ですね。

From 半次郎 



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