半次郎の“だんごんがん”

要するに、居酒屋での会話ですね。
ただし、半次郎風のフレーバーがかかっています。
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子どもの学力は親の収入に比例!?

2009年08月06日 12時25分44秒 | よもやま話
こんにちは、半次郎です。

64年前の今日、広島に落とされた悪夢から私たち日本人は何を学んだのでしょう?
多くのことを学んだ筈が、さっぱり生かされていないように感じることがあります。

リセット出来るものならリセットしたい。
そう願ったところで、過去は変えられません。
その国のトップの間違った判断が、不幸な過去を造っていくのですね。
悲しいことです。

さて、『子どもの学力は親の年収に比例する』との驚くべき調査結果が、文部科学省から発表されました。
小学6年生に対して行われた学力テストの結果を分析したのだそうです。

この結果から、学校教育が不公平になっているか機能しなくなっているのではないかという事が見えてきます。

つまり、学校教育だけで差が生じたのであれば均一な授業ではないという事でしょうし、塾など他の教育機関に通わなければ学力が伸びないというのであれば、学校教育自体が機能しなくなっているということになります。

しかし、小学6年生の学力なんて大したことはなく、それよりも、その先の中学、高校、大学と進んでいくに従って難しくなっていく内容について行けるかが重要なのだと思います。
この時期の学力は、何回か繰り返して学習すれば簡単に身に付くものですから、いかに勉強する機会を多くするかにかかっていると言えます。

つまり学習機会を多く取れるか否かが、親の年収に関わっていると言うことなのでしょう。

半次郎が子どもの頃は、今のような塾はありませんでしたから、家庭学習をした時間に比例しました。
親の年収など無関係で、“やるかやらないか”によって決まった訳です。

それが今では、家庭学習ではなく塾に行かないと学力が身に付かなくなった訳です。
しかも、塾もたくさんありますから、より良い塾を選んだ方が学力が伸びるのです。
親の年収の差というのは、この部分でしょう。

これでは貧しい家庭で育った子どもが、将来大きな成功を収めるといったジャパニーズ・ドリームは期待出来なくなるのではないでしょうか?

これでは、子どもとしてはやり切れないですね。
自分の努力だけではどうしようもない訳ですから…。

それを思うと、何ともいたたまれない、嫌な時代になったものですね。

from 半次郎


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