放射能汚染問題

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関東の方は、ためしに水道水を調べてみてください。興味深い事実がわかるでしょう

2012-04-17 | 原発

地下800メートルまで沈み込んだ2号機の核燃料、事故当初は、「メルトスルーした燃料が地下水脈と接触すれば大水蒸気爆発がおきる」と喧伝されましたが、実際はどうだったのでしょうか?地圧の高い大深度地下内で起こることですから、地上での爆発イメージはあまり役にたちません。実際には、その爆発力が地下水脈を押し出す大圧力となり、地下水脈を逆流させているようなのです。そういえば、ライブカメラにおいても、福島第一原発の敷地から水蒸気が舞い上がるシーンが昨年何度も見られました。もしかしたら、地表に近い地下水脈にはその時点で接触し、高圧力の水蒸気が地表にまで昇ってきたのかもしれません。

核燃料によって汚染された地下水が海洋に注ぎ込み続けているのは由々しき問題なのですが、さらに問題を深刻化させているのが、逆流した汚染地下水が水源地点を通過して、他の地下水脈に流れ込んでいることです。現在、政府の対策チームは地下に潜り込んだ燃料をどうするかよりも、汚染地下水の逆流をどうやって食い止めるか、その対策に精一杯だと言います。

私の別の情報では、昨年の夏頃の段階で東京都内地下水が汚染されているというものがありましたが、地下水脈系の違いもあり、福島で起きている状況が直接地下水を汚染したとは考えていませんでした。しかし、水蒸気圧力による地下水脈の広域汚染の可能性を考えたとき、その可能性もあり得ると見なければなりません。厳密な議論には関東・東北圏の詳細な地下水脈系図が必要ですが、仮に東京にまで福島の汚染地下水が遡上しているならば、関東全圏はもちろん、比較的汚染が少なかったと言われる福島の山向こう、山形、新潟にも地下水汚染が広がっていると考えなければなりません。

研究者はこう言います、「関東の方は、ためしに水道水を調べてみてください。興味深い事実がわかるでしょう」と。
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認めたくない福島の憂うべき現状

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