きらめく星空の下
あの子はおどっていた
藍色の風をその身にまとい
黒髪にたくさんの星灯りをともして
ステップをつなげる度に
鈴の音が夜に鳴り響く
素敵な夜ね と
あの子は笑う
月の匂いがする
スポットライトの中で
眠りの国がおとずれるまでは
おどり明かしましょうよとねだるあの子
軽やかにしなやかに
あの子は今夜もおどっている
赤いリボンにぶら下がる金の鈴を
首元でチリンチリンと鳴らしながら
どこから来たのかわからないあの子は
楽しそうに夜とたわむれている
星や月のひかりを浴びた
長い尻尾を揺らして
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