花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

2014年インド旅行 4

2014年09月23日 | 旅行
西インド観光では、エローラ石窟群とアジャンタ石窟群が観光のメインとなるようで
2日目はホテルからアジャンタ石窟群に移動です。
車でおおよそ1時間半かな。 

アジャンタ石窟群は、ワゴーラー川湾曲部を囲む断崖を550mにわたって断続的にくりぬいて築かれた大小30の石窟で構成される古代の仏教石窟寺院。ということです。

こちらは、車では途中迄しか行けず、石窟群そば迄は、決まられた専用のバスを利用するか、徒歩になるようで、海外からの観光客は、バス利用になり、冷房車両のほうが乗車賃が高いようです。
このシステムは、タージマハル観光と同じです。

バスを降りてそこから怪談または坂道をあがるのですが、ここでは椅子に乗ってマハラジャ気分で(椅子はマハラジャとはとてもいえませんが)上まであがってくれる有料システムがありました。
私は、経費節約!!(苦笑)歩いて上りましたけどね。
あがると先ずは荷物チェックを受けて(簡単なものです)いざ、石窟群の入り口へ。

ゲートって行った感じの入り口ウを通過すると、見晴らしのいい石窟群を一望でき下にはワゴーラー川を望む絶景が目にはってきます。
そこで、最初にメインとも言うべき第1窟に入ります。
ここは土足厳禁。フラッシュ禁止です。


みごとな仏教壁画にごだいめ~ん!!です。
アジャンタ石窟の説明に必ず出ている蓮華手菩薩(蓮華を持つ菩薩像)が窟の正面左手にいます。










この窟そのものが見事です。




壁画の色彩が見事に残っています。彩色壁画で代表的なものはこの第1窟と第2窟ってことのようです。
6世紀初頭の窟ってことのようです。

しかし、その彩色壁画も昨今観光客が増え、洞窟故に変色の危機と危ぶまれ、数年後には閉鎖し、
観光客にはレプリカを見てもらおうと、中国「敦煌」の壁画を思い出しました。

ここ数年行っておりませんが中国「敦煌 莫高窟」も壁画の変色や、仏像の崩壊危機の為に閉鎖すると行っていましたが
どうなっているのかな? サイトで見る限りまだ莫高窟が閉鎖なんて文字はみない。
やはり大事な観光資源だ。そうなると、文化保護より現金収入に目がいくってものかな
って思ってしまう。

莫高窟にには、特別拝観料を要する窟があったけれど、ここアジャンタはそこまではいかない。
ただし、現地ガイドさんの話では、どうも1窟にお一人様15分程度1回限りが原則らしい。
だけど、ガイドさんがいれば、リピートOKってことで私この1窟に再度はいっちゃいました。
この辺がインドだよなあ。って思わず。



壁画のほかに











この滝はこれまた滅多に観れないらしい。


そしてこれが一番興味深いかも
未完成の窟。
資金源がなくなったってことらしいのですが
この窟をノミで掘ってる、その跡がくっきり残っているのです。
「敦煌 莫高窟」の未完成はここまで見せてはくれてません。
今迄は完成品しか見ていなかったわけですが、この未完成を見ることで
作製にかけるエネルギーは凄かったことを感じます。
今なら立派で賢い工具もあるわけですが、ない時代ですものねえ。

歴史の遺産は、ほんと凄いけど、インドは日本に比べてまだまだ
歴史の財産保護については甘いですよ。
そこがいいんですけどね。




ノミのあと


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