花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

日生劇場 「親子で楽しむ歌舞伎 」

2013年08月04日 | 歌舞伎
日曜日 日生劇場 ファミリーフェスティヴァル「親子で楽しむ歌舞伎 」へ

このファミリーフェスティヴァル。毎年夏に開催され、
人気公演は、毎年違ったバレエ団で上演されるバレエ公演のよう。
ほかにも人形劇があったり、クラシック音楽を基本に見せるショー的な舞台があったり
とにかく親子で過ごす劇場空間なのです。
日本の伝統芸術の公演もありますが、狂言、歌舞伎が、交互ということでもなく
伝統芸能でないものとチェンジされているときもあって、今年は久しぶりに歌舞伎が取り上げられたよう。

今回上演される演目が『棒しばり』と『鷺娘』
菊之助の鷺娘を見るのが。目的でしたが、
『鷺娘』。上演を知ったとき、歌舞伎に興味のある小学生ならいかもだけど、
このファミリーフェスティヴァルにやってくる小学生対象じゃないような気がしておりました。

当日劇場に入るとロビーで差し金でちょうちょうを飛ばしてみたり、
歌舞伎の着物を来て写真をとっていたりと
親子それぞれに楽しんでいる様子。雰囲気よしよし。

開幕すると、すぐに紋付袴姿の亀三郎さん登場で簡単な歌舞伎説明。
毎度ながら声がいい。
けどけど、話の内容、それって中高生向きじゃない?
見に来てるの小学生が中心でしょう?それも低学年が多そう。
歌舞伎は江戸時代からつづくって、映像はもちろん、絵もなしに江戸時代っていって子供達の
思考回路江戸になっているのかしらん?ってね。
そしてコドバ使いも中高生相手でしょ。って思わず心の中での私のつっこみ。

子供達はもちろん一緒のお父さんやお母さん達にも歌舞伎初めてといってる方がおおいこの客席空間。
なんとな~~~く頭の上にクエスチョンが飛んでいるだけでなく、聞いてないことどもちらほら。
大丈夫か?って思っていたら
心配なんかいらなかったか、ってかんじで
『棒しばり』がはじまりお酒を飲みはじまたあたりから子供達、笑い出していた。

でも狂言で『棒縛』があると、大まかなあらすじと、
錠前や引き戸の擬音などについて話していたりするのだけどそんな話はなかったなあ。
歌舞伎ゆえもうちょっとみりゃわかるってところなのかな?って改めて思ってみたり
意外にも次郎冠者の菊之助より太郎冠者の右近のほうが子供達の笑いをもらっていたように感じました。
菊之助は技で拍手をもらっていたかんじでした。

でね『鷺娘』は?
説明は、雪の降る中、池のほとりに真っ白な姿の娘が傘をさして立ています。実は娘は鷺という白い鳥の妖精なのです。
・・・ってそこまではいいんですけど・・・小学生高学年はまだしも・・
おちびさんたちは?

ころこそ不安的中とでもいうべきでしょうか。
この日座った席のうしろ。お子さん2名はじまって早々いやがって、まわり気にせずぐずってまして・・。

舞台よりもうしろの子供のぐする声にに気がいちゃった私。

なんだか、このファミリーフェスティヴァルにはやっぱりもうちょっと明かるいほうがあっていたんかないかな?って
怖くてもいいけど、恋云々ちょいはやい。
それ以上に、最初に歌舞伎を初め見る人!という問いかけに、子供達はもちろん大人の方もかなり初めて!!
ってことでしたから、
可愛い綺麗な藤の登場する「藤娘」とか
歌舞伎って言えば「毛ぶり」でしょ! 長い時間でなく
歌舞伎座イベントで1度あった歌舞伎ジュニアたちが一生懸命振った毛ぶりの作品
あういうのがよかったんじゃないのかなあ?っと

また一方新歌舞伎で上演される「鰯売恋曳網」とか「彦一ばなし」じゃだめだったのかなあ?って
そんなに出演者いなくてもできるしね。毎年歌舞伎はこのフェスティバルに登場もしていないしって思わず。

今回もったいない『鷺娘』だったなあって。

この日この後に見た海老蔵のはなさかじいさん。疾風如白狗怒涛之花咲翁物語
これこそこのファミリーフェスティヴァル向け!!っておもってしまった私でした。



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