花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

八月納涼歌舞伎 第二部

2006年08月21日 | 歌舞伎
冷房が程よく効いていた歌舞伎座。
普段通し観劇の場合、劇場の外に出て、コーヒーを飲んでいるのだが
今回一部、終了後ロビーで待つことに。
暑さと冷房の効く場所の行ったりきたりが、バテバテ状態になる原因。
それを回避!
3階ロビーには、同様の方が多い。
2部は、1部と一緒または、3部と一緒に見る人が多いのかも。と思うのだがどうだろう。

吉原狐・団子売、玉屋、駕屋

二部は「吉原狐」よりも舞踊重視で切符をとったのだが、舞踊は、どれも見易いもののあっさりしていた。若さの爽やかさが、『団子売』、『玉屋』に感じたのだが、もう少し色気のようなものがあるといいなと思ってしまった。
初舞台で犬で登場する小吉を相手に踊る駕籠屋の三津五郎。『駕屋』が3つの作本ではさすがかな。

「吉原狐」
歌舞伎的に云々?いろいろあるところもあるような気がするが、45年ぶりの上演という楽しい喜劇。
夏だもの。暑い午後2時過ぎにやってきて、重いものを見せられるより
このあっさり感。舞踊より笑えて、展開も楽しいから納涼的にはいいかな。っと。
福助演じる芸者おきちの「はやとちり」で、起きなくていい事件がおきて・・笑いを誘う。福助ならではの芸風だろう。
最初の場面では、橋之助の芸者が、なかなかいい。ビジュアルとしては、福助より父上の芝翫さんに似ている女形。
福助演じるおきちと橋之助のおえんのやりとりが、面白い。
その後もおきちの父親三津五郎と福助とのやりとりも楽しい。
こういう喜劇になると、扇雀もかなり笑いを誘うが・・今回、
福助と扇雀の絡みは、芝居以上にオーバーかなっと。このやりとりは、苦手だ。
たぶん息が合いすぎるのか?
だが、三津五郎と扇雀ならば、おさまるところに収まっていた。

とにかく期待しなかった分、面白く見ることが出来た。


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1 コメント

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こういうの好きです (ぴかちゅう)
2006-08-22 23:28:51
福助と橋之助の兄弟が芸者になってポンポンやりあうのをみて本当に楽しめました。45年前は勘三郎と芝翫だったのかしら?なんて思って観ていましたが、まだ筋書買っていないので確認できないんです。

お話自体はあっさりしていたのですが、濃い~おきちの造詣が彩りになったように思いました。三津五郎は地味だけど役者の組み合わせのバランスもよかった。このバランスのよさも満足度が高くなった要因だと思いました。

8/24の夜、第三部を観る予定なので楽しみにしているところです。

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