やっとやっとずっと観たいと思っていた映画を観ることが出来ました。
『蛇いちご』 西川美和監督
もうすぐ香川照兄、オダジョー主演『ゆれる』公開ですからね。
その前に同じ西川監督のデビュー作を観ておきたくて。
以前、西川監督については記事にしたことがあります。良かったらどぞ。西川監督の話
そういえばこの記事に出てくる「ヘイリ」という芸術都市。
『誰秘密』のロケ地だったんですって。
先日恭子さんに教えていただきましたよ~
スヒョンの家あるそうですので是非。
さてさて、話それました。
・・・で『蛇イチゴ』です。
私、宮迫が水10の影響かとっても苦手だったんです。
でも、彼って結構いい映画やドラマにいい役でキャスティングされたりしてるじゃないですか。
何だか不思議だったんですよね。
出るというだけで避けちゃうからろくに演技を観た事がない。(笑)
今回西川監督の映画がどうしても観たくて。
禁断の宮迫に挑戦したわけです。
そしてこの映画・・・面白かったですね。
いつもながら映画の詳細につきましては
はい、コチラ「蛇イチゴ」
この映画を観ながら私はとっても向田邦子を感じたんです。
私、大好きなんですけどね。向田先生の脚本。
そんな匂い。
ごく普通の穏やかな家庭に潜む
人の「業」っていうのかな。
弱い部分とか汚い部分とか本音とか建て前とか世間体とかずるさとかたくましさとか・・・
とにかく書くと切りがないような人間の生きていく上で誰でも多かれ少なかれ持っている嫌な部分やその中にあるちょっとした救いの部分とかをとってもよく描いてます。
特におじいちゃんのお葬式の後お弁当をむさぼる母や納豆ご飯をどんぶりで食べる兄の絵は人間何があったって腹は減るのだ・・・じいさん観て壊れていても腹は減るのだ・・という至って動物的な部分を感じさせてくれ「そうそう、向田先生の『阿修羅・・・』にもこういうシーンあったなぁ・・」と。
描き方は違うんだけど人の内面や人間関係に潜む危うさ、不確かさのようなものを描いているという点では視点が似ている感じを受けました。
宮迫がね。これが巧い。ビックリしました。
ペテン師の役なんですけど・・ある意味一番自分に忠実で純粋なように見える。
一番うそつきなのに・・・。
・・で一番真面目で正直で真っ当なつみきみほ演じる娘が一番怖く見えるんですよ。これが。
そこがね・・すごく面白い。
一番強くて威張っていたお父さんが一番情けなくて
一番依存して健気に生きていたお母さんが大胆でしたたかで。
だから人間って不思議で面白い。
見えないものを手に取るように見せてくれる西川監督の手腕には驚き。
本当にこれからが楽しみな監督です。
今度公開の『ゆれる』の特番のインタビューも観たんですけどね。
香川照兄曰く10年に一度会えるかどうかの脚本とのことです。
オダジョーも読んですぐ出演を決めたそう。
期待できそうです。
きっと切り口はこの『蛇いちご』と同じかもしれない。
そんな気がしています。
こういう人の中に向かって広がっていく深まっていく映画・・
ビョンホンじぇったい好きですよね。
いやぁ~西川監督の映画に出て欲しいけど脚本命だからなぁ~
あ・・・彼の場合セリフなくても表情でいけるか。
西川監督!そういう役ひとつキャスティングよろしくです。
『蛇いちご』 西川美和監督
もうすぐ香川照兄、オダジョー主演『ゆれる』公開ですからね。
その前に同じ西川監督のデビュー作を観ておきたくて。
以前、西川監督については記事にしたことがあります。良かったらどぞ。西川監督の話
そういえばこの記事に出てくる「ヘイリ」という芸術都市。
『誰秘密』のロケ地だったんですって。
先日恭子さんに教えていただきましたよ~
スヒョンの家あるそうですので是非。
さてさて、話それました。
・・・で『蛇イチゴ』です。
私、宮迫が水10の影響かとっても苦手だったんです。
でも、彼って結構いい映画やドラマにいい役でキャスティングされたりしてるじゃないですか。
何だか不思議だったんですよね。
出るというだけで避けちゃうからろくに演技を観た事がない。(笑)
今回西川監督の映画がどうしても観たくて。
禁断の宮迫に挑戦したわけです。
そしてこの映画・・・面白かったですね。
いつもながら映画の詳細につきましては
はい、コチラ「蛇イチゴ」
この映画を観ながら私はとっても向田邦子を感じたんです。
私、大好きなんですけどね。向田先生の脚本。
そんな匂い。
ごく普通の穏やかな家庭に潜む
人の「業」っていうのかな。
弱い部分とか汚い部分とか本音とか建て前とか世間体とかずるさとかたくましさとか・・・
とにかく書くと切りがないような人間の生きていく上で誰でも多かれ少なかれ持っている嫌な部分やその中にあるちょっとした救いの部分とかをとってもよく描いてます。
特におじいちゃんのお葬式の後お弁当をむさぼる母や納豆ご飯をどんぶりで食べる兄の絵は人間何があったって腹は減るのだ・・・じいさん観て壊れていても腹は減るのだ・・という至って動物的な部分を感じさせてくれ「そうそう、向田先生の『阿修羅・・・』にもこういうシーンあったなぁ・・」と。
描き方は違うんだけど人の内面や人間関係に潜む危うさ、不確かさのようなものを描いているという点では視点が似ている感じを受けました。
宮迫がね。これが巧い。ビックリしました。
ペテン師の役なんですけど・・ある意味一番自分に忠実で純粋なように見える。
一番うそつきなのに・・・。
・・で一番真面目で正直で真っ当なつみきみほ演じる娘が一番怖く見えるんですよ。これが。
そこがね・・すごく面白い。
一番強くて威張っていたお父さんが一番情けなくて
一番依存して健気に生きていたお母さんが大胆でしたたかで。
だから人間って不思議で面白い。
見えないものを手に取るように見せてくれる西川監督の手腕には驚き。
本当にこれからが楽しみな監督です。
今度公開の『ゆれる』の特番のインタビューも観たんですけどね。
香川照兄曰く10年に一度会えるかどうかの脚本とのことです。
オダジョーも読んですぐ出演を決めたそう。
期待できそうです。
きっと切り口はこの『蛇いちご』と同じかもしれない。
そんな気がしています。
こういう人の中に向かって広がっていく深まっていく映画・・
ビョンホンじぇったい好きですよね。
いやぁ~西川監督の映画に出て欲しいけど脚本命だからなぁ~
あ・・・彼の場合セリフなくても表情でいけるか。
西川監督!そういう役ひとつキャスティングよろしくです。
これね。是枝監督が惚れるだけあってよかったですね。
いかにも繊細な日本映画って感じ。
普通の生活の中に潜むものが一番怖いわ~
最近、ノベライズや原作本が出るの早いしね。どっちが先かって凄く迷いますね。
「ゆれる」「ゆれる原作本」「蛇イチゴ」
記事お待ちしてますね~
そう。目がね。怖い。(笑)
しかも明らかに笑いの質は湿っている。
ええ。苦手です。でもこれは良かったですね。
タナカヒロシのすべても以前レビュー読ませていただいてから気になっております。
観たいものありすぎ。
オダジョーの舞台挨拶テレビでやってましたね~。
アルジャジーラを語る彼はとっても面白いです。
私は18日の予定。驚いたことにこんな話題なのに新宿と渋谷しかやらないの。
ちなみに私は千葉に行きます。
もっと邦画手厚くね。
ひとりスクリーンハーフ制導入しかもあと半分は韓国映画かも。
haru さんが観たい観たいとおっしゃっていた『蛇イチゴ』。私も観たいとおもいつつ、この週末封切りの『ゆれる』を先に観たいなと思ったり・・・ このトピ読んだら面白くて、あー、やっぱり明日TSUTAYAに走ろうかな・・・
で、『ゆれる』も、オダジョーが圧倒的な脚本に惚れたと言っていたので、今日本屋で『ゆれる』の原作本を見て、文字を先に頭に入れてみたい気もしてきて、本を先に読んじゃおうかなぁ・・・
ゆれっぱなしのワタクシ。
揺れた結果どうなったかは、どこかでご報告します。
ご紹介ありがとうごじゃいます。
実は私も宮迫苦手です。なんか目が恐い。
「蛇いちご」も話題作なんで何度か見ようと挑戦してみたのだけれど、どうしても手に取れなった・・・。
そうかいいのかー。
「タナカヒロシのすべて」という映画にも宮迫でてました。確かになかなかにうまかった。
コメディアンとしてはイマイチですが・・・。
(はい関西人はコメディアンには厳しいです)
ちなみに私も向田邦子作品は大好き。
「阿修羅・・・」「あ・うん」「寺内貫太郎一家」
なんとも言えず好きです。
「ゆれる」こちらでは15日封切りです。
オダジョーの演技が見ものらしですね。