面白いドラマや映画が別な国でリメイクされることは間々あるお話。
地上波では、新番組の穴埋めに再放送が始まり。
今、日本版第2シーズンが放送されている
SUITSもそんなひとつ。
以前こちらにもぶちまけましたが、日本版SUITSにはいろいろ思うところあり。(笑)
ただ第2シーズンはハードマン吉田鋼太郎が濃ゆい感じで絡んでいて、ちょっと観られるかなと思ったら休止。
この状況では、やむを得ないでしょう。
他にも私が今、Amazonで継続視聴中のクリミナルマインド は韓国版でリメイク。
イジュンギがやっぱりカッコよく。
全体のストーリーや雰囲気もうまく踏襲された作品。
他には日本でリメイクされたコールドケース。吉田羊ちゃんや滝藤くん大活躍。
ダークな雰囲気も本家のイメージ通りの秀作だったと記憶しています。
それから、韓国ドラマの「記憶」や「未生」などもリメイク作りたくなるような秀作だったなぁ。
日本版より遥かに韓国オリジナルの出来が良かったのは否めない。
そして、本日のお題。
グッドドクター。
WOWOWでは米国版シーズン3が始まり。
地上波では、新番組の穴埋めに再放送が始まり。
流石に本家韓国版は今は放送ないか?
動画配信サービスにはありありです。
一応内容はこちらで。
リメイクといってもいろいろあって、
設定、ストーリー、世界観などなど。
グッドドクターを見比べているとその違いを実感します。
本家は韓国版。
チュウォンがサヴァン症候群の青年を本当に巧みに演じていたのが印象的で。
彼の成長と周りの人々との関係を描いた医療ヒューマンドラマとしてとても満足度が高い作品だったと記憶しています。
ただ、ラブラインはちょっと余計だったような。。フワフワして若干甘めな印象。
一方、日本版。
山崎賢人くんがあまり得意ではないので、後ろ向きな鑑賞ではありますが…。
やはり、さらに、ちょっと甘めかなぁ。
ハートウォーミングな彼の成長物語。
小児外科が専門だけあって、子供絡みのエピソードなので、鉄壁というか。
感動して当たり前な感じといいましょうか。
はじめてのおつかいが苦手な私としてはちょっと辛かったことを記憶しています。
そして。
米国版グッドドクター
これは、相性がいいのか、文句なく面白いと思っています。
シーズン3まで製作されていることに納得。
ショーン役のフレディ・ハイモアが無駄にイケメンじゃないところも好感度高し。
もちろん、サヴァン症候群の彼はかなり個性的で米国版でも偏見を受けることも間々あるのですが、お国柄もあるのでしょうか。
超個性的ではあるけれど、類稀な才能を持った人格として敬意を払われている様子が他2作に比べても心地よいのです。
彼は空気なんて読まないし、
お世辞も言わない、気を使わない、
でも嘘は言わないのよね。
米国お得意の医療ヒューマンドラマとグッドドクターの設定の相性が良かったのだと思います。
彼を取り巻く人々も彼を同僚として、友人として、敬意を払いつつ、必要なところは過剰ではなく、自然にサラッとサポートする。
そして、彼の才能が存分に発揮されて高度医療ドラマが展開。
いいね。いいね。
ラブラインさえも甘すぎず、いい感じ。
周りのキャラクターの描き方も魅力的です。
この先もとても楽しみです。
大袈裟かもしれないですが、僕はこんなに面白いドラマを今までに観たことが無いですね。
唯一、足りないと思うのは、思いもよらず救えなかった命と対面したときの医師たちの葛藤が少ないことくらいでしょうか。シーズン1はまだあった方ですが、それでもあんまり無かった。
それがERの過酷さ・厳しさを物語っている、あるいはこのドラマ自体がただの医療ドラマではなくやはり自閉症である主人公あってのもの、などとあれやこれやと深読みすれば無理やり納得させることも出来なくはないです。
実際、そんな疑問も後でちょこっと思い浮かべる程度でしかないし。
あと、私自身あまり海外ドラマを観ないせいか役者さんのこともあまり詳しくないので、余計な先入観を持たずに観られるのが尚更このドラマを面白くさせていると思います。
一回きりの出演であろう患者役の役者さんまですべてが素晴らしい演じっぷりですね。
創部・患部のリアリティ、日本では恐らく憚られるであろうセリフの数々、どれをとっても気取った部分がまったくない演出も素晴らしい。
たかがドラマ、されどドラマ、今の日本に足りないものがアメリカにはあるのかなぁと思わざるを得ません。
ちょっと誉めすぎかな? いずれにしても、同じように評価してくれてる人がいて嬉しい限り。最後まで楽しみましょう。
間違いないですよね。
同意頂き嬉しい限りです。
ショーンが所属するERチーム、勝率が高い。それゆえ、救えなかったケースが際立って、その葛藤を描きたくなりそうなものですが、そこの扱い、頑なに平等な感じがします。
きつりさんがおっしゃるように、だからこそ、過酷さ、厳しさが伝わってくるのかも。
感傷的になりすぎない、同情的にならない
潔さといいましょうか。
そこが好きなのかも知れないと改めて思いました。
俳優さんもとても人間的でいいですよね。
日本のドラマに足りないものがある。
とてもわかる気がします。
ドラマはメレンデス先生とクレアを取り巻くみんなの目線が気になる展開になりそうですね。この先も楽しみましょう。