今回の見どころを
「噛み合わない人々」括りで。
金一千貫。
信長は、戦支度のため。
義昭は、民を救うため。
同じ金を見ても全く感覚が噛み合わない2人。
間に挟まれた光秀は、一見義昭と信長の間を上手く取り持っているように見える。
さるくんの調子の良さ
光秀の生真面目さ
絵面も噛み合ってない。(笑)
それはともかく。
さるくんと信長と光秀の関係。
面白い。
必ず約束通り褒美をくれて、よくやったと褒めてくれる信長を敬愛するさるくん。
さるくんと信長。
承認欲求が高い2人。
お互いの気持ちがわかるんだろう。
やはり、相性がいいかもしれない。
一方、信長に
義昭様に遣えるか、自分の家臣になるかと尋ねられ、
「私の心は決まっております。
将軍のおそばに参ります。」
と即答する光秀。
即答ですよ。よりによって。即答。
この時点で、幕府再興しか頭になくて
光秀は信長を
「頼りになりそうな神輿の担ぎ手」
としか思ってないのよね。きっと。
もし、ここで信長を選んでいたら
どうなったんだろう。
だけど、ここで信長を選ばないところが
光秀の光秀たる所以な気がします。
仕方ないですね。
そして、
承認欲求の塊の信長が、そんな他人からの評価に満足出来るはずもなく。
逆に光秀を見限って
「神輿の担ぎ手を探している頭が切れる使えるやつ」
ぐらいにしか思えなくなっても仕方ない。
ここの繋がりはつまるところ、
利害関係なのかも。
すでにスタート以前から、噛み合ってない2人。
結局、命を賭けられるほど惚れ込めるかどうかですから、
さるくんと光秀の差は歴然。
後々この辺り、生きてきますね。
そして、今井宗久。
宗久は堺が安泰なら三好でも信長でもいいのよね。生粋のビジネスマン。
信長も堺に興味があるから、ここは契約成立が必然といったところでしょうか。
当然、お互いに利用価値がなくなれば、それまでっていう感じではありますが。
この2人はとりあえず噛み合いそうな予感。
ここ、実は、堺=今井宗久でないところが、この先大変なことになるようで。
どう描かれるかが大変楽しみです。
しかし、
宗久から信長に寝返る条件を提示され
決意の茶。
美しすぎる光秀の所作。
織田家家臣の軍議でも
お客様なはずなのに、みんなにフルボッコにされる光秀だけど。
全然怯んでないし。
こいつ…強いな
とみんなに思われただろうし。
面倒臭いやつだと思われただろうし。
警戒もされたに違いない。
仲良くやれる空気がない。
大丈夫かしらねぇー。この先。
前途多難だ。
全く噛み合ってない。
何はともあれ、武装解除で上洛。
来週に続く。
ちょっと世間は狭すぎますが、
駒ちゃんを軸に
さるくんも
義昭様も
近衛くんも
今井宗久も
家康くんまで
全部繋がっていく壮大な人間関係の中で
光秀がどうやって立ち回っていくのか、
楽しみです。
しかし、次回予告で
わしは負けんとか
自信はございますとか
その鉄板な自信は何処からやってくるだ。
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