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教養人としての光秀を堪能「麒麟がくる」第35話

2020-12-12 20:17:00 | 麒麟がくる




先日 NHKの歴史探偵「明智光秀の城」という番組を観たばかり。
番組によれば、
明智光秀は「城づくりの達人」で、いくつもの城を滋賀や京都に築城している。
ただ敗者の歴史にたがいなく、ほとんどの城は焼け落ち、現存しておらず、
書状を読み解いたり、現地で城跡の発掘作業を行なったりして、どんな城であったのかを推測することしかかなわないのだとか。
番組では、水上の迎賓館 名城「坂本城」と
謎の巨大な山城「周山城」にスポットを当てて、光秀の謎に迫るという趣向。
建築から紐解く光秀の人物像
いいですね、いいですね。とても興味深く拝見。

京都の貴族や公家衆などを招いた迎賓館としての役割が強かったとされる風雅な「坂本城」

そして、毛利勢を討伐する足掛かりとなる武力拠点としての要塞であった痕跡が色濃く残る山城「周山城」

CGでわかりやすく解説されたそれぞれの城の特徴を見ると、
いかに光秀が築城技術に通じていたか、
いかに教養を持った智将であったか、
いかに優秀な軍略家でもあったか、
容易に想像できました。
(多少贔屓目ではありますが。)

光秀、カッコ良すぎるな
と目をハートにして臨んだ第35話。

あらなんと、あの「坂本城」の築城に関する物語からスタート!
NHKさん、抜かりありません。

思い起こせば二条城築城の際も現場を取り仕切る施工管理現場責任者的な描写があったりして、築城のプロとしての伏線ありありでした。
もう、城の図面見てる光秀の姿だけで
キュンキュンしてる私はおバカ。(笑)

きっと越前で冬眠していた数年間。
築城技術から、書画骨董茶道や詩歌など
教養万事のお勉強に勤しんでいたと推察。

建築家、いや、軍略家、教養人としての光秀。
いいですね、知将の姿を余すところなく表現できる設定です。

さて、物語は、
坂本城への引っ越しに気が進まない光秀の元を秀吉が訪問したところから進みます。

あくまで理想を追求したい光秀と
情報に基づいた現実主義の秀吉。

信長、絶妙にバランスがよい駒をお持ちです。
武士ではなかったからこそ、見える現実。
そろそろ幕府の見切り時だという秀吉。


一方、幕府では、摂津が打倒信長を息巻き、光秀を討つ計画が着々と進んでいた。

そして、これまた偶然(笑)
東庵先生の邸で秀吉の母 なか から
義昭が、
明智光秀の妻子を人質として京に残すよう命じたと聞いた駒ちゃん。

義昭にそんな酷いこと!と食ってかかります。
義昭は苦しい胸の内と怒りを駒にぶつける。
何が大事で何が大事でないのかわからない。
信長は信じられない。
摂津のことは嫌いだが、逆らえない。
摂津が光秀を斬るといえば止められない…と。

摂津の計画を知った駒は、金を積んで
太夫に光秀救出を依頼。
伊呂波太夫は、細川藤孝くんを介して
光秀を救出しようとするが、藤孝の警告にもかかわらず、
光秀は摂津一味が待ち構える中、義昭がいる奥の間まで突き進む。。

曲げない逃げない頑固者です。
命知らず過ぎるだろ。

手傷を負いながらも、義昭の元にたどり着いた光秀は、
義昭に古き者を捨て新しい世を作ることを進言する。
信長の思い通りにさせることを激しく拒否する義昭に、自分が必ず将軍を護ると熱く決意を語る光秀。

そしてここで働いているのかいないのか、
三淵さん登場。(たまには衣装を変えてあげたい)
茶会を中止するとだけいう義昭に
摂津が引かなければ武力制圧してよいか
お伺い。
政所を罷免するという言葉を引き出し
摂津を制圧。

信長と性が合わない。
三淵と光秀が頼りじゃと呟く義昭。
なんか、もう信長とは決定的に合わないよね。

後日。
太夫を訪ねる光秀。
礼も早々、帝について尋ねる。
信長がどうして帝を信奉するのか知りたい様子。
自分たち武士は将軍をお護りするのが筋だと頑なに考えている光秀にはそこが謎らしい。

またまた
太夫の「顔」で三条西実澄に面会。
ここでまたまた光秀の教養人としての強みがっ!
万葉集では誰の歌が好みかと実澄に尋ねられ
「柿本人麻呂に限る」と答える光秀。
国と帝、家と妻への想い。
そのどちらもが胸に響くと理由も簡潔に、2.3首スラスラと詠んだ様子ですっかり三条西実澄のお気に入りに。
実澄は、歯応えのある武士(もののふ)に会ったとご満悦。

そして、光秀は、いよいよ実澄様に連れられて次は帝に会うことに。

しかし、帝と実澄のやりとりから、
やはり、帝と太夫は陰で通じているのでは…と疑念が。
深読みしすぎかしら。

光秀、公家の御用人姿が素敵すぎるぞっ!

つづく。

追記:光秀が好みだと挙げた柿本人麻呂の歌はどんな歌なのか…気になりすぎて、この1週間、万葉集の柿本人麻呂の歌を調べていたのですが、わからんよね。(笑)
でもでもきっときっと、池端先生はこのような台詞を書くにあたって絶対に適切な2.3首を設定してると思うのですよ。

国と帝、家と妻への想いが感じられる歌。。
万葉集がまだ気になり続けながら、そしてお城も気になりながら、明日はもう36話だっ!(泣)








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