自治会の防災訓練で救急救命士さんによるBLS;Basic Life Support(一次救命処置)とAED;Automated External Defibrillator(自動体外式除細動器)の実演がありました。私は大学病院で長年こうした患者さんの手当てを専門としていたので、自分のスキルをもっと地域へ還元する責任を感じました。急性心筋梗塞では救急隊が到着するまでに約30%の患者さんが亡くなりますが、AEDが正しく使用されて病院に到着すれば、90%以上の方が社会復帰できます。一次救命処置ではその場に居合わせた人の対応により救える命があります。