Highway XXX

「普通にしていればいい」

一回目の留年時、スーパーでバイトをしていましたが、その時、店長から、「普通にしていればいい」という言葉を聞きました。

これは、人間関係について、基本的には、「普通にしていればいい」というもので、例えば、何か嫌な印象がある相手でも、「普通にしていれば」、トラブルにはつながらず、悪い結果にはならない、ということを意としたものでした。

先週の土曜日に投稿した、多数派と少数派part2 ~「普通」をどのように捉えるか~という記事において、訳のわからない屁理屈をこねくり回して、「普通」を定義してみましたが、この場合の「普通」とは、まさに普通の意味で捉えれば問題ないものであると思います。



「普通にしていればいい」…

これって、簡単に見えて、なかなか難しいものではないでしょうか。
このことを実行するには、いくつか注意しなければならない点がある、という風に僕は思います。

まず、普段、このことを実行できている人でも、時に忙しいとき、何かがうまくいかないときなどは自分の感情がコントロールできなくなる可能性があるということです。そうなると、時に人はいつもでは考えられないような行動に出ることがあります。
そういうとき、もしその人がいつも、「普通にしている」人ならば、より一層その普段とは異なる言動が目立ち、結果として嫌われる可能性がある、という事です。
つまり、「普通に行動できる」人にとってはそうではない人に比べて自分の感情のコントロールがより一層重要になってくるという事が言えます。



そして、そもそも、自分が思う「普通」が他とずれている可能性がある、ということには留意しておく必要があるでしょう。
ここが最も注意しておかなければならないところではないでしょうか。

なぜなら、自分と相手の「普通」が違う場合、仮に「普通にしていた」としても、それが相手にとっては普通ではないために、かえって嫌われるという可能性があるからです。

かつて、僕の知り合いで、「自分がされたら嫌なことは人にはしないことにしているんだ」と言っている人がいました。
単純に考えてしまうと、その人はなかなか嫌われそうにはないですが、その人に対する周囲の印象はけっして良くはありませんでした(僕は個人的には好きだったのですが)。
なぜなら、その人にとっての常識と、それ以外の多くの人、すなわち「普通の」人にとっての常識がかけ離れていたからです。
つまり、「その人がされたくないこと」と「普通の人がされたくないこと」が異なっていた、という訳です。

自分が周囲の人間とは違う考え方をすること自体は何も悪くないですが、それがどのように周囲の人間と比べて違うのか、ということについて明確に理解していないと、時に「空気の読めない」行動をしてしまうように思います(つまり、僕みたいな人かもしれませんが 笑)。

まあ、そもそも「普通」の人はそのような心掛けをあまり公言することはしませんからね。
そのようなことから考えても、その人は少なくとも少数派に属する(普通ではない)感性をもっていた…ということは言えると思います。


多数派と少数派part2 ~「普通」をどのように捉えるか~という記事で僕が言いたかったのは「常に普通では良いことばかりではない」ということですが、やはり普通であることは重要なことであるように思います。

ですが、常に自分が普通であれる、という訳ではないですし、それが生まれ持ったものであるなら尚更であるので、もし自分が普通ではないことを自覚するなら、やはり自分と周囲の人間の感性の違いというものをしっかり観察し、自分なりに研究する必要があるように思います。

そして、そのようなことをしていきながら、「多くの人が嫌なこと」や「多くの人が好むこと」を理解し、今目の前にいる人にとって嫌なこと、好むこと、を理解するように努めれば、まあ間違いは起こらないのではないでしょうか。

だからといって八方美人になる必要もないとは思いますが。


さて今回、「普通にしていればいい」ということからここまで紆余曲折な経過を辿って話を広げてしまいましたが、結局のところは、目の前の様々なシチュエーションに対して臨機応変に対応していくことが求められてくるのかもしれません。

今の僕には到底できないことですが…


まあ正直言って、自然体でいて人に好かれるような人間なら、このようなことは意識するような必要は全くないですし、それが一番でしょう。
僕からみて、僕のような理論先行型ではなく、しっかりと経験的にそれができているように見える人って、けっこうたくさんいて、本当にうらやましい限りですが 笑(しかもそういう人って、成績も良くって、ホントにうらやましいですよ)



長文になりましたが、読んで下さりありがとうございました。
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