2020年11月1日、滋賀県大津市へ。
滋賀県では今、NHK大河ドラマ”麒麟がくる”
の放映に合わせ、”びわ湖大津光秀博覧会”
が開催されています。
その会場の一つ、大津市歴史博物館に
行ってきました。滋賀県大津市は、これから
”麒麟がくる”の舞台となる地です。
明智光秀の築いた城、大津市にある坂本城は
現在、地上部分の遺構はほとんどなく、
わずかに周辺のお寺に移された建物と
”光秀ゆかりの品”が伝えられているのみです。
周辺には光秀ゆかりのお寺が3つあります。
以前のブログ記事でご紹介した西教寺…。
そして古くから”明智寺”と呼ばれ、
光秀の陣太鼓、位牌などが伝わる盛安寺と
坂本城の遺構が残される聖衆来迎寺です。
西教寺以外の2つのお寺は観光スポットとして
あまり注目されないマイナーなお寺のようです。
ところが、国宝の絵画、重文の仏像、文書など、
驚くほど数多くの文化財が残されているのです。
大津市歴史博物館は、開館30周年記念の
「聖衆来迎寺と盛安寺~明智光秀ゆかりの
下坂本の社寺~」特別展を開催しています。
36年ぶり国宝の”六道絵”が地元で公開…!
…と聞いて、さっそく見に行ってきました。
日曜日だったので、大津市歴史博物館は、
思ったより混雑していました。国宝指定の
”六道絵”の公開がこの日までだから…?
聖衆来迎寺の国宝のまわりは、人が集中…。
ソーシャルディスタンス、この日は
ちょっと難しかったみたいですね。
聖衆来迎寺に文化財が多く残されているのは
戦国時代、信長の”比叡山焼き討ち”を
逃れたから…!と、伝えられています。
”近江の正倉院”と言われるほどのたくさん
文化財がありますが、普段は公開されません。
公開される貴重なチャンスだったようですね。
これだけ人が集まるのも無理ないかな~。
一方、盛安寺のほうも秘蔵の文化財を公開。
毎年、GWとお正月期間だけ公開される
重文の十一面観音像が公開されていました。
とても美しい観音さま。深く印象に残ります。
写真撮影のできるコーナーがあるのも
嬉しいですね。こんな博物館、最近では
全国で段々増えてきているようですね。
この特別展、作品の解説文がとてもよかった。
「あっしは人呼んで”片袖の阿弥陀…。」など、
見出しもインパクトある言葉で面白かった。
説明もわかりやすくて、学芸員さんが
頑張っているのね~!と思いました。
盛安寺の”光秀の陣太鼓”は、常設展示室
特集展示コーナーで見ることができました。
実際に光秀が所持していたかは不明ですが、
天正年間の寄進状の写しが残されていて、
”光秀の陣太鼓”の伝承があるそうです。
さて、この後はランチです。歴史博物館に近い
とんかつの人気店、”とんかつの棹"へ…。
とにかく人気のある店なので、
長時間待たされるのは覚悟の上です。
名前を書いてお店の前で待つこと40分、
お店に入ってとんかつを待つこと20分…。
合計60分、こんなに待つのは久しぶりです。
”特ロースカツご飯”が特におすすめですが、
この日は、ロースカツとひれカツの
食べ比べセット、1280円を注文しました。
さくさくの衣に分厚くてやわらかいお肉…!
すごいボリュームで大満足でした。
これなら長く待たされても文句言えませんね。
ランチの後は、盛安寺と聖衆来迎寺に
行ってみようかということになりました。
それはまた次回ブログ記事で…。