大垣城に行ったついでに立ち寄るカフェが、
ちょっと個性的なお店、”masu cafe”です。
大垣市は枡の生産量が全国一だそうです。
しかも生産量の約8割を占めるとは驚き…!
そして枡作りの会社による、”店内枡だらけ”
”メニューにも枡が登場”、大垣らしさ溢れる
面白いカフェが、”masu cafe”なのです。
大垣駅から大垣城まで歩いていく途中、
商店街の中にあります。見つけました~!
中に入ると、壁一面に枡が飾られています。
テーブルも枡でできて(?)いました。
テーブルの中に、空いている枡があって、
空いている枡に、お水の入ったコップを
置けるようにように作られていました。
枡で珈琲をいただく、”マスプレッソ珈琲”が
看板メニューです。今日は”枡シフォン”を
注文しました。キャラメルナッツタイプです。
”枡シフォン”は、シフォンケーキを焼くとき、
枡に生地を流し込み、枡のままオーブンで
焼き上げているそうです。面白いです。
枡の中に入ったシフォンケーキ…。
ほのかに木の香りが届いてきました。
ナッツの盛り付けもオシャレな感じです。
食べ終わると、お店で枡を洗ってもらい、
お土産として持ち帰ることができます。
ただし、”枡シフォン”の枡は、焼いた後、
逆さに吊るす関係上、穴が開いています。
飲み物を入れるには適さないとのことです。
試しにこれに珈琲を入れて飲んでみました。
漏らなかったけれど、ちょっと飲みにくい。
ただ木の香りは充分楽しむことができました。
ちょうど節分の季節ですから、この枡に
”豆まきの豆”を入れて、活用しました。
「鬼は~外…! 福は~内…!」
この枡、とてもよい木の香りがしました。
”masu cafe”はランチもあります。前行った時、
”ひのき香る焼きおにぎりのだし汁茶漬け”と
日替わりおかずのランチセットを注文しました。
焼きおにぎりのだし汁茶漬けに、お豆腐の
ハンバーグ、野菜のコンソメ蒸し、おから&
ポテトサラダ、ニンジンのラペがセットでした。
まず枡の中に入った、ひのきのカンナくずが
登場します。この中にだし汁を少し浸します。
だし汁にひのきの香りが移ったら、
焼きおにぎりに、だし汁を注ぎます。
ひのきの香りのする焼きおにぎり茶漬け、
ちょっと珍しくて、masu cafeらしいです。
焼きおにぎりは、とてもおいしかった…。
まずそのままいただいて、次にだし汁を
かけてお茶漬け風に…。これって、北条の
”汁かけ飯”…?2種類の味が楽しめます。
この他にも枡スイーツがいっぱいです。
冬限定メニューとしては、枡に入った
”白玉ぜんざい”も登場しています。
ジョッキ枡に入ったパフェや、わらび餅、
米糀のプリンなども人気だそうです。
また行った時に味わってみたいです。
枡の生産地、大垣ならではのカフェでした。
さて、この大垣も関ヶ原の戦いの舞台です。
93歳で関ヶ原の戦いに参戦した伝説の
武将、大嶋雲八も西軍の本拠地だった
大垣城を攻めていたと、書かれています。
雲八さん達も、お城を囲んでちょっと休憩…。
そんな時、この辺りで、”焼きおにぎりの汁
掛け飯風”を食べていたかもしれないです。
「これ、家康さまからの差し入れじゃぁ~!」
「ありがたき幸せ…。さっそくいただこう。」
そんなシーンを想像してしまいました。
いや、これ、歴史小説の読みすぎかも、
あきらかに”創造”の世界ですよね…!
ひとまず大垣城をめぐる歴史旅、終了です。