1月に1回だけ、いろいろな戦国武将を
イメージして、家でご飯を作っています。
これを”戦国武将カフェ”と呼んでいます。
10月の”戦国武将カフェ”は…?
前回ブログ記事の続きということで、
美濃の武将、”佐藤紀伊守”の登場です。
またまたマイナーな武将ですなぁ~。
紀伊守は信長の美濃攻めに関わりました。
斎藤方から信長方に寝返った加治田城主で
”お酒が好きだった”と記録に残っています。
山科言継という京都のお公家さんの日記に
「今日は、紀伊守と一緒の飲み会だった。」
度々、こんな記録が残されているのです。
「岐阜に滞在中、紀伊守と冷麺で飲み会。」
「紀伊守がするめを持ってきたので飲み会。」
「紀伊守が友達連れて来たので飲み会。」
そこで、今回は佐藤紀伊守を偲んで、
”紀伊守のお月見の酒宴メニュー”を
想像…、いや、創造してみました…!
今年の中秋の名月は過ぎてしまいましたが、
10月、満月の宵、紀伊守の館で月見の宴を
開催する…。そんなイメージにしました。
紀伊守のメニューはお酒が主役です。
実は…。紀伊守にちなんだ”加治田城”
という名前のお酒が存在するのです。
ちょっぴり辛口タイプの日本酒です。
”松井屋酒造”という、江戸時代から続く
歴史ある造り酒屋さんの自慢のお酒です。
ちなみに”松井屋酒造”さんには、前回の
ブログ記事でご紹介した歴史漫画、
”夕雲の城”ラベルのお酒もあります。
右側のお酒、中央の輪切りオレンジのような
家紋の入った兜の武将が佐藤紀伊守です。
月見の宴の主役は、”加治田城”という名の
お酒…。では、それに合わせたおつまみは…?
まず、レタス、さきいか、枝豆のサラダです。
玉レタスを買いに青果のお店に行ったら、
岐阜県産の”信長レタス”を発見しました。
”信長レタス”は、ボリュームも存在感も、
信長そのもの…。食卓でも主役になれる
レタスだとパッケージに記載されています。
確かに”信長レタス”、サラダが映えるかも…。
名前から言って紀伊守メニューに最適です。
では、玉レタスをやめて、”信長レタス”に
寝返っちゃいましょうか…!いい感じです。
そして、紀伊守の時代、お酒の肴は”するめ”
でしたが、このサラダでは”さきいか”に変更…。
そして岐阜県産の上質な枝豆もプラスします。
そして”枝豆だけ”の器と、”さきいか”だけの
器も、お代わり用に用意しておきました。
”岐阜県のおもてなし料理”…と言えば、
まず”鮎の塩焼き”など、鮎料理ですね。
でも今回は、夏を過ぎてしまったので
鯛にしましょう。鯛を酒蒸しにしました。
”鯛の切り身、三枚おろし、骨抜き”と書かれた
パックをゲットしました。ムニエルに最適とか…。
酒蒸しなら、案外、手早く簡単にできるし、
生魚じゃないから、「魚、腐ってた~!」
…と、信長に叱責されるリスクもないです。
そして里芋もおいしい季節となりました。
里芋をゆでて、ショウガ味噌をのせたり、
胡麻味噌で和えたり、作ってみました。
お酒が進むかも…。下は里芋の胡麻味噌、
カシューナッツ、”信長レタス”添えです。
里芋畑から勾玉を発掘しちゃいましょう。
この他、余ったショウガ味噌を使った
豆腐のひとくち田楽も作りました。
以上、”佐藤紀伊守の月見の宴”です。
月に一度の”戦国武将カフェ”でした。
今年2月にスタートした”戦国武将カフェ”、
仲間から、”北条の汁かけ飯”だとか、
”石川数正の出奔のグルメ”だとか、
”家康の好物、鯛の天ぷら”だとか、
いろいろリクエストをもらっています。
一年間、続けてみようかなと思っています。
ちょっと面白そうな戦国武将&姫メニューを
思いついた方、ぜひ、教えて下さいね。