11月30日、滋賀県米原市柏原、徳源院の
紅葉を見に行きました。徳源院は柏原駅から、
のんびり歩いて30分ぐらいの距離です。
紅葉の時期の土日は、駅から徳源院まで
無料のシャトルバスが出ていました。
さっそくこれに乗り込みます。約10分
乗ったら、徳源院の門前に到着しました。
今年の秋は、暖かい日が続いていました。
このところ急に冷え込んできて、紅葉は
やっときれいに色づいてきたようです。
12月1日まで庭園が公開されていました。
拝観料500円をお納めして、本堂へ…。
お庭の紅葉が見事でした。小堀遠州の
作と伝えられている江戸初期の庭です。
徳源院は正しくは、清瀧(せいりゅう)寺
徳源院と呼ばれています。中世に北近江を
支配していた京極家の菩提寺です。
本堂には京極家代々の位牌の並ぶ位牌堂、
墓所には京極家歴代の宝篋印塔があります。
今回は、墓所の参拝は遠慮しました。
宝篋印塔の並ぶゾーンは、子孫の方とか、
歴史文化財研究者以外立ち入り禁止か…?
と思いましたが、参拝できるみたいです。
本堂にお参りした後、京極家位牌堂にも
お参りしました。京極家ゆかりの品々が
展示され、見学することができました。
紅葉の撮影スポットもいっぱいでしたが、
思いがけない古文書を発見(?)しました。
徳川二代将軍に嫁いだ”江”から、京極家に
嫁いだ姉”初”への書状、そして、”初”から
”江”への書状などが公開されていたのです。
そういえば、”江”と”初”、浅井家の三姉妹は
過去の大河ドラマ、”江~姫たちの戦国~”に
登場していました。主人公”江”の姉だった
”初”は京極家に嫁いだ京極家ゆかりの人物。
大河ドラマでの”初”は、お菓子が大好き…。
大津城の戦いの時は、女性ながら甲冑姿で
城を守り、颯爽としていてかっこよかった。
なんとなく、そんな印象が残っています。
これはドラマの創作部分なのでしょうね。
歴史ドラマは史実の部分より、創作部分の
ほうが記憶に残るものかもしれないです。
紅葉は今やっと真っ盛りになりました。
でも、お寺の方がこんなことを…。
「今年の秋は暖かかった…。冷え込みの厳し
かった年は、紅葉がもっときれいでした。」
「寒くなると、あの黄色や緑色の部分まで
赤く、赤く、色鮮やかに染まるのです。」
これで充分素晴らしいと思うのですが、
さらに素晴らしい年もあったのですね。
この徳源院の一般公開は12月1日まで…。
次の公開は来年、桜の時期になるそうです。
お寺の境内には見事なしだれ桜もあります。
能、狂言、茶道、華道に長じ、バサラ大名
として知られる京極道誉が植えたそうです。
徳源院、桜の名所としても知られています。
さて、次はシャトルバスで柏原宿歴史館へ。
中山道の宿場街の面影を残す建物の中に、
江戸時代の宿場の資料が展示されています。
(以前のブログ記事でご紹介しています。)
歴史館を見学した後は、ランチです。
毎週金曜日、土曜日だけオープンする
カフェ、”KIMAMA”に立ち寄りました。
歴史館から道を挟んで反対側にあります。
街道筋の古民家をリノベーションした
新しいお店です。11時30分に開店。
開店と同時に満席になりました。
ランチは菜食ごはん。おかずは日替わりで
お味噌汁の付くワンプレートランチです。
今日の菜食ごはんのメニューは…?
高野豆腐とひじきのそぼろご飯
かぼちゃとレーズンのコロッケ
おからのショウガ煮
ブロッコリーとマイタケのマスタード和え
キクイモのから揚げ
レタスサラダ、お野菜のかき揚げ添え
ちょっと珍しい、手の込んだおかずが
いろいろ盛り付けられて、楽しめます。
味付けは家庭的なやさしい味でした。
お味噌汁は、お野菜の重ね煮でした。
だしを一切使わないで、野菜のうまみを
生かしたお味噌汁です。私の好みでした。
だしを使わないで野菜だけで作るお味噌汁。
私も一度チャレンジしてみようかな…?
ところで今回、観光案内コーナーで、”石田
三成をめぐる旅”のパンフを見かけました。
三成ゆかりの地の紹介の他、”三成めし”の
お店やお土産もたくさん紹介されています。
三成ちゃんぽん、三成ちまき、三成ニラ雑炊、
三成オレ、三成ハイボールまであるのです。
”三成〇〇”と名前付けられたお料理には、
彼の好んだ”ニラ”が入っているようですね。
これを見て、またまた創作意欲が湧いた…!
石田三成に対抗して、私の”推し戦国武将”、
93歳で関ケ原の戦いに参戦した”大嶋雲八の
生涯現役めし”を創作しようではないか…!