この寒いのに、水筒と弁当を持った五、六人の子どもと、二十代ぐらいの白いキャップをかぶったおねえさんが、一緒に空き地に座っていました。
子どもたちの顔は、みんな元気がなく、仕方なさそうに空き地を見つめています。空き地には枯れ草が生えていました。子どもたちは、腰をかけながら近くの枯れ草を引き抜き、おねえさんに叱られています。
その空き地の隣はコンビニの駐車場なので、わたしはよほどおねえさんに、この近くには小さな丘もあるから、そこで休んだ方がいいよと言いたかったけれど、やめておきました。
おねえさんの顔には、反論をゆるさない独特の空気がただよっていました。
寒さが心と体をきたえるのだ、この子たちが五歳ぐらいだということはともかくとして、というような。了