リアス式海岸が連なる岩手県大船渡市から少し北東に進んだところに、三陸町綾里
(りょうり)という地区があります。
人口は約6,500人、そのうち漁協組合員が450名、まさしく海と生きる漁業中
心の小さな町。
とても豊かな三陸の海に面したこの綾里地区では一年を通じて様々な漁が行われ、ワ
カメ、ホヤ、ウニ、あわび、ホタテ、をはじめ多彩な海産物が水揚げされています。
今回は「綾里漁協食べる通信」をご紹介します。
「綾里漁協食べる通信」は綾里の漁師さん達が収穫した旬な食材(海産物)と、その
食材を特集した情報誌がセットになって産地から直接届く”定期購読方式の食べ物付
き情報誌”、約3カ月毎の年4回届く予定になっています。
2015年9月の創刊号では、”三陸産のワカメ”と綾里地区にある”恋し浜産”の活き
ホタテ貝”が届きました。
活きホタテ貝はあえて刺身にせず、ほんの少しだけ火を通しバターのみで味付け。
ホタテ本来の甘み、三陸の海の僅かな塩味、バターの風味が見事に調和した素晴
らしい味でした。
ワカメも大変肉厚でシャキシャキとした食感がたまらない、とても美味しいく今でも
少しづつ大事に食べています。
そして、第2回目の12月号では「蝦夷あわび」が届きました。
新鮮なあわびですから、1つはお刺身で。コリコリした食感がたまりません。
もう一つはバター焼きに、9月に届いた創刊号の「ワカメ」を付け合せにしました。
刺身と全く違った柔らかい食感を楽しむ事ができました。
そして、お酒は同じ三陸岩手県・釜石市の「浜千鳥」をお供に。この日のは三陸スペ
シャル晩御でした(笑
この「綾里漁協食べる通信」の特徴の一つが、SNSの購読者専用ページを通じて生
産者と購読者(消費者)とが直接交流できること。
例えば今回のアワビの会、読者専用ページではアワビを料理した読者が写真付きで
「美味しかった~」等の感想を直接投稿。また、「我が家はこんな料理法で食べまし
た~」など、購読者同も交流することができます。その投稿に対して漁師さんからの
メッセージも投稿されます。
SNSを通じてにはなりますが、生産者の方は食べる人の顔が直接見えること、そし
て直接感想を聞くことができる。購読者は食材を生産する方の顔が見えるだけでなく、
その食材が、「誰が」「どの場所で、どんな方法収穫され」「どんなプロセスで購読
者の手に届くのか」を知ることができます。付属されている情報誌にはその食材
(今回はアワビ)に関する情報や綾里地域の情報が記載されています。私は綾里
には行った事がありませんが、食材を届けて頂いている綾里地区に非常に興味が
沸いたので、是非一度訪れ生産者である漁師さん達のお話を聞いてみたいと思っ
ています。
綾里地区の特産である魚介海産物を通じて生産者と購読者が地域の主幹産業であ
る漁業を育むことができる素晴らしい取り組みだと思います。
もし興味を持たれた方が居られましたら、下記のURLより、「綾里漁協食べる
通信」のHPをご参考下さい、購読料や漁協職員の方が務める”編集長”の本誌に
かける熱意なども紹介されています。
また、右側にはリンクのバナーを張り付けていますので、そちらもご利用下さい。
ちなみに,第3回(2016年3月予定)の食材は「めかぶ」。海草好きの小生、
今からとても楽しみにしています。
※追加
2019年春に廃刊になりました。
「三陸スペシャル」、実はすごーく贅沢です。
海産物はお刺身が好きですが、バターとの相性もいいですよね。
ある意味プロ以上のようにも思えます。
もっと早く知っていればここでふるさと納税したのにな・・・。
来年検討させていただきます。
海産物でもこのような活動をされているのですネ。相互に顔を見えて安心です。
三陸スペシャル晩ご飯は是非ご相伴に預かりたいです(^^)
美味しそうな海産物だらけですね
家呑みの肴にしたらいい物ばかりですね
私はめかぶが好きで、カップに入った
めかぶを買っています、有れば三陸産の
ヤツを選んでいます、美味いです。
漁協の皆さんの多くはSNSを使った経験が無い方が多く、試行錯誤しながらのスタートだったそうです。
今では、読者と漁師さんとの交流やイベントの発信などSNSを上手く利用されているな~と感じます。
習うより、慣れ、なんだな~と思います。
とても判りやすいHPですよね。興味ありましたら、ぜひお願いします。
では、次回の三陸スペシャルごはんの時は声かけますね(笑。
これは支援というより、海産物、特に海藻類が好物なので産地から直接届く魅力に惹かれて定期購読する様になりました、まさか2回目がアワビとは、これは予想外でした。
はい、日本酒が進みます。
私もメカブは大好きです、近くのスーパーに売っているのは隣国産の海外品が多く、三陸産に出あう機会が少ないです。見付けたら爆買いして、2~3日連続で酒の肴にします。納豆や山芋と合わせるのが定番ですが、実はメカブの味噌汁もおいしいですよ。
あわびは、しばらくお目にかかったことがありません。(笑
消費者はどのような形で自分の所まで届いたのか
生産者はどのように消化されたかが解り
安心して頂くことが出来ます。
しかもHPで金額をみたらリーズナブルで
素晴らしい企画です。
我家も久しぶりのアワビにテンション大盛り上がりの夕飯でした(笑い
金額、クールの送料込みですがとてもリーズナブル、それで新鮮な食材届くのですから。
ただ、ホヤが苦手なのでホヤの会があるとしたらどうようかな~再挑戦してみますか。