見出し画像

平方録

梅雨空の海水浴場

愚痴ったって始まらないからジッと耐えているが、5日間も雨に降りこめられるといささかうんざりしてくるのも事実。
屋外に飛び出すには…自転車で風を切って来るには…青い空の下がいいに決まっているが、そこはそれ、背に腹は代えられず、お日様は期待できないがともかく夜までは降りそうもないという予報だったので、ともかく身体だけは動かそうと家を出た。
そもそもが太陽の子を自認しているので、走り始めるうちにいくらかでも真夏の太陽が降り注がないか、という都合の良い願いは聞き入れられず、途中でポツリポツリ来たりするありさまだったが、大したことも無くすぐに止み、とりあえず普通に風を切って自転車を漕いでくることだけは出来た。

先月30日はコロナワクチンを打ったのでおとなしくしていたし、翌日からはずぅ~っと雨、雨、雨…で、実に7日ぶり。

大雨の真っ最中の3日に海開きが行われたばかりの湘南海岸には海の家が立ち並び、束の間の雨の小休止に「もう嫌だぁ~!」とくさくさした連中なのだろう、海辺には想像以上の人たちが繰り出していたのにはいささか驚かされた。
「その気持ちよく分かるよ、うん ♪」


鎌倉の由比ガ浜、材木座海岸は去年に続いて海水浴場の開設は見送られ、砂浜は静かで広々としている

坂ノ下寄りの由比ガ浜の浜辺に大勢の人が降りている

小型テントを幾つも張って…腰が据わっている感じ
若い女性と幼児たちが集まっているようだから、近くの保育園とかなにかのグループで、狭い園舎に閉じ込められ続けた幼児たちの精神を開放するためにやって来たのだろうか

鎌倉湾を隔てた対岸の逗子や葉山は靄の彼方に霞んでいる

由比ガ浜を離れ稲村ケ崎に回るとすぐ近くのはずの江ノ島の島影もおぼろに霞み…

霞んで霞んで霞んで、霞んで霞むぅ~♫
この景色の中央には富士山がそびえているのだが…

七里ヶ浜を経て片瀬東浜に到着
ここは藤沢市の海なので3日に海開きが行われたばかり
ここに県が五輪のパブリックビューイングを設置しようとしたが、世間の批判にさらされてあえなく計画を引っ込めた 

浜辺と内陸を隔てる国道134号の下をくぐる地下道を上がったところに建っているこの小屋は見出し写真と同じで、反対側から撮ったところ
ここのテラスになった客席に小さな男の子と若いお母さんが行儀よく座り、小さな男の子はカレーライスを食べていた
小学生じゃなさそうだから学校はないとして、幼稚園か保育園には通っているだろうに、休ませたんだろうか…
よりによってこんな曇天の日に海辺まで来て食事するというのはどんなワケがあるんだろうか…
お母さんは海辺が似合う帽子をかぶっていたから、真夏の太陽が降り注ぐと思ってやって来たんだろうか…いやっ、せめて気分だけどもと思ってかぶってきたんだろう…
しかし、ナゼ?が膨らむ

青い空と白い入道雲が似合いそうな…

江ノ島の五輪ヨット競技の拠点に続くこの道とその先の橋は13日から8月15日までひと月あまり、一般車両は通行止めになる

その橋の西側の片瀬漁港と江ノ島

片瀬漁港に西側に広がる片瀬西浜にも海の家が立ち並ぶ
この日この時刻は随分と上げ潮で砂浜が狭かった

海に一番近い席にはチラホラ客の姿が

客の目を引くデコレーションがまだ少ないように見受けられる

20軒近くの海の家が趣向を凝らして建ち並ぶ

海の家だから換気に関しては街中の飲食店に比べたら抜群に良さそうだけど

盛夏になると店先に客引きの声がこだまして賑わいを演出するようになる

気の早いお嬢さんがいる ♪

せっかく水着持って来たんだもんね…気持ちは分かるよ

一応正式な海開きを経ての海水浴場開設だから海に入る人がいなくたって監視員は監視塔の上から事故のないように海を注視していなければいけない

片瀬西浜からさらに西の辻堂海岸も灰色の空と海ばかり
今朝もまた雨が降っている
思えば昨日はラッキーだったのかもしれない 
とにかく30km走ってこれたので、とりあえずの精神の‶腐腐感(くさくさかん)〟は消えたみたいだから ♪
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「随筆」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事