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平方録

せっかちに植物は付き合ってくれぬ

またカワヅザクラのこと。

もう3、4輪は咲いているだろうと思って近所の運動公園に見に行ったのが一昨昨日の28日。

枝先のつぼみはどれももうだいぶ膨らんでいて、その多くは表面を覆っていた表皮がはがれ、中から濃いピンク色の花びらを露出させるところまで来ていたが、花びらが開いているものは一つもなかった。

そして29日には浄妙寺までセツブンソウを見に行ったが、こちらは半開き状態までつぼみがほころんでいたものの、完全に開いて咲き始めたものは一つもなかった。
そしてそして…昨日の30日には、いくら何でも、もう開いていることだろうと見に行ったカワヅザクラだったが、結果は写真の通り。
「まぁ~だだよ♪」とおちょくられた気分。
どうも、ボクという人間の時間感覚と、カワヅザクラやセツブンソウなど植物たちの時間感覚は全く違っていて、ボクの方がずいぶんとせっかちなようであることに気づかされる。
多分、ボクの1時間が彼らにとっては1日分くらいなのだと考えるほうがいいのかもしれない。
かつて交通安全の標語に「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」というのがあった。
なかなかよくできていると感心したものだが、花に向かって「やれ咲け」「それ咲け」と叫んでみても、その通り花が開くわけでなし、自然のあるがままに任せて、咲き始めた一輪に出会えば「おぉ♪」と素直に喜べばいいだけだと思いなおす。
忘れかけていたけど、あるがままに従って生きて行くのがよさそうである♪
ましてや、ジジイにおいておや。
 
 

花には花の気持ちというものがあるから…


ほんのりピンク♪


ピンクの濃さが増している


仲良く足並みそろえ…


「まぁ~だだよ♪」の合唱が聞こえる


運動公園から見た昨日の富士山


池と森の公園の水面もなんとなく春めいて感じられる…


暖かな南風が吹き、周囲の山が笑い始めるのが待ち遠しい


アオサギ?だろうか、目が合って相手は少し身構えたようだったのですぐに背を向け、知らん顔を装う
 
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