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0月2日、米大統領、トランプが自身のツイッターで新型コロナウイルス感染を明らかにした衝撃が世界に走った頃、地球の裏側にある中国ではそれに匹敵するインパクトを持つとみられる大事件を伝える発表文が億単位のスマートフォン画面上に現れた。
中央巡視組の元巡視員、董宏が中央規律検査委員会と国家監察委員会の規律審査と監察調査を受けた――。それはたった1行でしかない。
ある中国共産党員の感想が事態を的確に表現していた。「めでたい国慶節(建国記念日)大型連休のまっただ中にこんな大物が捕まるとは……。これは中国版の『オクトーバー・サプライズ』ではないのか」4年ごと11月に投票日を迎える米大統領選直前の10月に起きる予期せぬ大事件。今、話題の米政界用語を10月下旬に開かれる中国共産党中央委員会第5回全体会議(5中全会)を前にした中国政治に当てはめた比喩だ。(以下 小見出しと文末 原文を)
■王岐山氏の大物秘書役が失脚
■懲役18年の重刑、任志強事件という伏線
■「習・王」体制に変化
10月下旬の「5中全会」を経て、22年党大会で一段の出世を狙う「習家の軍」の面々にとって古株、王岐山は微妙な存在のようだ。いわば「目の上のたんこぶ」だろうか。さらに付け加えれば、引退を強いられた紅二代、そして長老らも、一人だけ生き残った王に複雑な思いを抱く。制度上は「終身の国家副主席」になる権利さえ持たせた王。習が今後、大切な政治的な「重し」でもあった軍師をどう扱うのか。もし、特殊な「習・王」の盟友関係に黄昏時(たそがれどき)、逢魔が時(おうまがとき)が迫っているとすれば、中国の権力構造が大きく変わるサプライズもありうる。(敬称略)(*日経 記事より) 写真:全国政治協商会議の開幕式を終えて、習近平主席(左)の背中に手をかけて呼び止める王岐山氏(2016年3月、北京の人民大会堂)=小高顕撮影
その他ニュース(10/07_夕) | ||||||||
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07_10月6日に世界で確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は23万5860人だった。インドは6万1267人と、35日ぶりに7万人を下回った。感染状況をチャートで見る。(日経) | ||||||||
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