2019/2/4 | から | 2019/2/8 | まで | 記入日 | 2019/2/3 | |||||||||||||||||||
1.来週の見通し | ||||||||||||||||||||||||
日経平均 | 20,400 | ~ | 21,100 | |||||||||||||||||||||
米中閣僚級協議がなされたにもかかわらずその討議内容が報道されないことに違和感を覚えている。一方で友好的な雰囲気だとか、トランプが合意成立の見通しと言ったとかの報道がされている。中国経済の減速は明らかで、着々と景気浮揚策が打たれてはいるものの、トヨタ等日本企業の決算にも影をおとすのではないか。3/1の交渉の期限が迫る中、知財や中国製造2025に関しての構造協議が進んでいるとは思えない。一方で米産品輸入の数値目標は中国側から提示され、実行がされるか それをどうやって監視・担保するのかが未解決のように思える。3/1に向けては、構造協議は先送りにし、まずは米側の赤字解消にむけた、数値目標の設定と、その履行監視(ペナルティとする米の(追加)関税)の取り決めをもって合意とする可能性もあるのではないか。中国の輸入が増え、米側の赤字が解消すれば関税は現在よりはさげるし、履行されなければ追加関税を課す。という仕組みが現実的で、 その履行状況を横目で見ながら、引き続き構造問題でぎゅうぎゅうと圧力をかけ、中国の不公正な知財窃盗、党・国家ぐるみの企業機密盗賊団の実態を世界と米国世論に訴え、次の大統領選挙をめざす。というのが米側のシナリオとしては効果的・現実的なのではなかろうか。構造協議という面からは3月までは、いわば、小休止となるのではないか 当面の成果を大々的に訴えることが予想され、米株は踊らされるかもしれぬが、中国景況が企業業績にもろにひびく日本株には米株ほどの期待はできないのではなかろうか。 |
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