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高速通信規格「5G」の登場やテレワークの普及で通信量の伸びが続き、2020年代のうちに光ファイバー通信網の容量が足りなくなる恐れが出てきた。これまでは既存の光ファイバーを改良したり、本数を増やしたりして対応してきたが、性能や設置場所の限界が近づく。通信規格だけでなく、光ファイバー自体の通信量を飛躍的に増やす研究を迫られる。 情報通信研究機構(NICT)の古川英昭フォトニックネットワークシステム研究室長は「通信量が増え続ければ、20年代のうちに現行のファイバーの限界を超えてしまう」と警鐘を鳴らす。総務省によると、国内の通信量は10年間で10倍以上になった。原因はスマートフォンやパソコンを使う機会の増加だ。性能が向上し、動画までやりとりし始めた。情報を載せたデジタル信号は光信号に変わり、光ファイバーのケーブルを通る。光ファイバーは海底ケーブルの形で世界中に広がり、世界との交流に欠かせなくなった。現代社会を支える縁の下の力持ちだ。 これまでは通信量の伸びを、光ファイバー1本あたりの伝送容量を増やして対応した。05年の伝送容量は1本あたり毎秒1兆ビットだったが、現在は同十数兆ビットになっている。ただ、現行の光ファイバーは同100兆ビットまでしか伝送容量を上げられない。それ以上の情報を送ると通信に使うレーザー光が強くなりすぎ、光ファイバーが溶ける恐れがあるからだ。脅威が現実となれば通信が滞り、業務効率化や働き方改革に影響が出る。 以下略 原文をお読みください (*日経 記事より)図も
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