いい覚悟で生きる・言葉の処方箋(世田谷深沢カフェ)

無理せずに、言葉による処方箋からいただいた「がんは病でも病人ではない」ことの思いを中心に語ります。

日めくり「人生を変える言葉の処方箋」・・・・・・2020年12月14日(月曜日)

2020年12月14日 | 日記
『ほっとけ 気にするな』

本当に大事なことは多くはありません。ほとんどのことはどうでもいいことです。命にかかわることはもちろん大事なことですが、
がんが再発するかもしれない。余命はどれくらいだろう、子どもの将来の生活は、、、、、とまだ起こっていないことまで心配する必要はないのです。
起こったら、起こったときです。過去のことも未来のことも、ひとまずおいて、今を生きましょう。
          樋野興夫(順天堂大学名誉教授・㊓がん哲学外来理事長)

「日めくり」云々ですが、2か月ぶりのブログになりますが、月一回定例カフエと樋野先生の新刊「聖書とがん」出版記念講演(2020.10.31)といい意味での緊張感も加えながら無事にできたことは、staffの皆さんの協力なしではと開催出来て感謝しています。
この12月9日から、妻と九州の長崎を中心に旅して12日深夜に帰京しました。
遠藤周作「沈黙・サイレンス」の舞台である周辺の、キリスト教宣教や日本人として信仰を受け入れながら時の為政者に「異教」と弾圧されつつも神を信じ耐えてきた、いわゆる切支丹の足跡を肌で感じることが少しでもできたことは、夫婦の「がんと共存しつつ、過去や将来を見ずに、今日一日を生きて活きる」との、がん共存10年間の生き方が色んな波風がありましたが、その波風は、弾圧を受けても信仰を続けた先人の足跡と比したらチッポケなものだと思わされました。
私は仕事をリタイアして、「がん哲学外来カフェ」と野球指導のふたつに自分の役割を絞って半年、旅の途中に、妻は「来年65歳で退職したら、好きな園芸の他に、月1回のカフェのお手伝いでもさせて」の言葉に感激・・・・・・
長崎の離島の壱岐で、島在住のガイドさんとの話しの中での印象に残ったことが2つありました。
1つは「春一番」と気象予報やマスコミで言われているのは昭和52年以降であると・・・・「キャンディーズのもうすぐ春ですねの大ヒット」、、、その前は壱岐の漁師が、あの荒れる玄界灘で14艘53名で未明に漁にいき遭難され全員亡くなったのが、「春を迎える強風で・・・・一周忌を過ぎてから壱岐では春一番」と偲ぶ言葉であった。
2つは「月読神社」での宮司さんと話すことが出来て、熊本の須永美術館の館長の須永博士さんの「人生を変える言葉の法則」を紹介されて、1節に「花のように どんな時でも 自分の姿で 自分の咲き方で 人の心をなごませる 優しくさせる 私でいたいのです 花のようにさりげなく美しく咲いて 自分の道を生きてゆきます・・・・その根っこは愛をもって生きてゆくことです」
樋野先生の「いい覚悟で生きる・言葉の処方箋」と相通じることを私は覚えました。
かかりつけ病院での広報誌「あなたがそこにいることに価値がある、、、」
次回のブログや「がん哲学外来世田谷カフェ」では、このたびで引出しに入れることが出来た「あかさたな、、、はまやらわの言葉の法則」をつぶやいてみたいと思います。
今日は『あ行』の一部から
せらずにカフェに取り組み続けること
まの自分を認め生きていることが十分であること
たがうことよりも信じ切ること
んりょせず良いこと思ったら前に踏み出すこと
もったことはすべてやること
               
今回の表紙の写真は、我が家の愛猫チャチャ・・保護して半年ぐらいのショットです。残念ながら、2019.12.3 18年の生涯を終えて召天しましたが、私たちカフェのスタッフの一人の牧師先生が「ほっとけ 気にするニャー」と文字を入れて下さり、先月のカフェの参加者にお配りしました。