かふかの里通信

故郷香川県、自宅滋賀県、2018年7月より定年退職して
千葉から戻る。10月より新分野で悪戦苦闘しています。

ウルトラ怪獣出現

2009年09月04日 23時11分12秒 | 庭の訪問者(虫など)



 近くの里山で山道の土手になっている所が一部崩れて地肌が
 見えている場所があった。

 近づいてみるとたこ焼きの鉄板みたいに地肌に、いくつもの
 穴が空いているのを発見した。(写真①)

 「アリ地獄」の巣である。

 名前くらいは聞いたことのある人も多いと思います。TVや
 映画の怪獣キャラクターになったりして、イメージ的に怖い
 ように思えますが、怖がる程のことはありません。
 (蟻などの小昆虫にとっては恐ろしい存在だが)

 ◇写真① くぼみになっていて雨に濡れない乾燥した場所を好む



 実は「ウスバカゲロウ」と言う昆虫(写真③)の幼虫がアリジゴク
(アリ地獄:写真②)です。
 
 すり鉢状になった砂の穴にアリなどの小昆虫が落ちると、穴の底に
 潜んでいるアリ地獄が砂を掛け、落ちたところを大きなアゴで噛み
 つき食べてしまうと言うもの。

 実際は体液を吸ってしまいます。体液を吸い尽くしてしまうと、虫
 の亡骸を穴の外に放り出します。
 
 いわゆる、小さな吸血鬼といったところです。

 ◇写真② 大きなアゴが分かる 



 ◇写真③ ウスバカゲロウ(ネットから)

 
 
 成虫は7月から8月にかけて発生、寿命は2、3週間と言われて
 いるが、おとなしくて無害?な羽虫です。

 この親から子供がアリ地獄とは信じられない・・・

つづく


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