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韓国ドラマ「プレーヤー」(連載30)
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
「プレーヤー」第2話→(警察も検察も思いのまま)⑯
★★★
☆主なキャスト&登場人物
○ソン・スンホン➡(カン・ハリ(チェ・スヒョク))
○クリスタル➡(チャ・アリョン)
○イ・シオン➡(イム・ビョンミン)
○テ・ウォンソク➡(ト・ジヌン)
○キム・ウォネ➡(チャン・インギュ)
「プレーヤー」第2話→(警察も検察も思いのまま)⑯
★★★
そのホテルの駐車場にハリたちの車が入ってきた。
車から降りる前にハリは指示を出す。
「分かったな。ん?」
アリョン始め、全員に確認を取る。
「悪くないわね」と車担当のアリョン。
「OK、お前は?」
「分かったが、今度1人でカッコつけたら殺すからな」
ジヌンは拳をつくり、口をタコのように突き出す。
「わかったよ。何度言ったら気が済むんだ」
「その話はまだ後でしよう」
「身体はデカイくせに、心の方は狭いな、まったく~。お前はどうだ」
「話しかけないでくれ。準備に忙しいんだ。お前は?」
いきなりジヌンを見る。
「な、何?」
「俺に話しかけようとしただろ。分かってるぞ」
ジヌンは言い返せずに口を突き出し、拳を握る。
「おい、それも後にしてくれ。マジに始めるぞ。いいな。おっと、ちょっと待て」
ハリの口調は変わる。
「ひとつだけ肝に銘じろ」
「…ん?」
「今回はスピード勝負だ」
皆は黙った。
「OK」
ハリは軽く指を弾いた。
ビョンミンを除く3人はさっと車の外に出た。
★★★
ハリとアリョンは少し離れてロビーにやってきた。
ハリは携帯を握って電話のフリでホテルスタッフと接触する。そして詫びる。
スタッフはハリに気を取られた。次の瞬間、アリョンはすれ違いざま、スタッフの首からかかったケースの紐を切った。ケースと紐が床に落ちる前にすばやく手中に収める。
アリョンはケースから取り出した身分証カードをすかさずコピーにかけた。
2人はそのカードを使って”関係者以外立ち入り禁止”の部屋に侵入した。
目的の場所に入ったハリは1人の女に声をかけた。
「フリーの方ですか?」
「えっ? そうですけど…?」
「気象予報士の方ですよね」
女は髪に手をやった。
「まだ、あまり知られていないんですが」
ハリが気を引いている間に、アリョンは壇上のマイク回りやパソコンを設置した場所で細工をほどこす。ビョンミンに連絡を入れる。
「つないだわよ」
「わかった」とビョンミン。「あとはまかせろ」
ビョンミンの手指はキーボードの上でチャカチャカ踊った。
「もう少しよ、待ってなさい」
ホテルの前に高級車二台が横付けされる。
降り立ったのはチ・ヒョンジンとチ・ソング、そしてボディガードたちだ。
2人は悠然とホテル内に向かう。この時、中からはジヌンが派手なシャツ姿で女たちを従えて出てくる。
「何でも買ってあげるさ」
「ラウンジで飲みましょう」
チ・ヒョンジン親子とすれ違った後、ジヌンもビョンミンに情報を入れた。
「チ・ソングは今入った」
ハリは女相手に時間稼ぎを続けている。
アリョンはハリに目くばせをした。
「そうですか。ゴルフチャンネルでも…」
シグナルを無視して話を続けるハリにアリョンは呆れる。ハリに向かって歩き出す。
「よくご存じですね」
「ええ、まあ…」
アリョンはハリに肩をぶつけて行き過ぎる。
ハリはしばし相手を続ける。
「よくやられるんですか?」
「いえ、始めたばかりなんです」
ハリは腕時計を見た。懐に手を入れた。
「よかったら、今度、コーヒーでも」
名刺を差し出す。
「ええ」
「ではこれで」
ハリは真摯な振る舞いで背を返す。
壁立ちで待っていたアリョンを見ないで促す。
「行こう」
「何やってるの。口説きに来たの?」
「違うよ。仕事だよ」
「口説いてたじゃない。デレデレして何がスピード勝負よ」
アリョンはそう言ってハリを見た。
チャカチャカ動いていたビョンミンの手は止まった。
最後にバチーンとエンター・キーを押した。
「OK ― 準備完了だ」
「楽しみにしてるよ」
ハリはアリョンにも念を押す。
「大丈夫だよな」
「ばっちりよ。そっちこそしっかりして」
アリョンはそう言って先に歩いて行った。
ハリは足を止めた。アリョンを見やった。
「生意気な…!」