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韓国ドラマ「病院船」から(連載26)
「病院船」第3話➡プライドと使命感③
★★★
手術をひとつこなしキム・スグォンはオペ室から出てくる。スタッフに慰労の言葉をかけ、歩き出したら携帯が鳴った。
スタッフを先に行かせ、キム・スグォンは電話に出た。
「ソン・ウンジェです、先生」
「…まだ何か話すことが?」
「助けてください」
「救急の当直なら…」
「その件ではありません。先生と一緒に患者を助けたいんです」
「”患者を助ける”?」
「前腕切断の患者がいますが、嵐で港へ行くことができません」
「…!」
「放置すれば患者は腕を失います。でも、先生の助けがあれば救えます」
「…」
「お願いします」
「…」
「どうか、お力添えを」
「…切断面は?」
「きれいです」
「なら、やってみようじゃないか」
「ありがとうございます、先生」
電話を終えたウンジェは、重く張り詰めた気分から解放された。
ウンジェはくーラーボックスを握って手術室に顔を出した。
「やりましょう、手術」
「えっ!」
「先生…」
「急いで準備を」
ゴウンはすばやく動き出す。
「テレビ局の人を呼んでください」
ウンジェはスタッフに指示を出す。
「クァク先生は私の補佐で、モニタリングはチャ先生に任せるわ。出来ますよね」
「はい」
アリムも手をあげた。
「先生、私は何をすれば?」
「ついて来て」
みんなはウンジェに従う。声をかけられなかったジェゴルだけが部屋に残った。
手術の態勢は整った。
★★★
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ウンジェはスタッフに手術の開始を告げる。
「では接合手術を始めます。みなさんよろしく」
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映像はテレビ局の用意したモニタを使い、SNSを通じて巨済第一病院とつながっていた。
キム・スグォンは確認で訊ねた。
「画質は鮮明か?」
テレビ局のスタッフが答えた。
「放送用の器材なので解像度は問題ありません」
「わかった。では始めよう」
「お願いします」とウンジェ。
「まず軟部組織を切除し、骨を固定する」
ウンジェはスグォンの指示に従う。メスを握り、軟部組織を切除する。
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ウンジェのこのオペは医学界の関心を集めた。デハン病院のキム・ドフンも配下の報告でこれを知った。
「インターネットで妙な中継をやってます」
執刀医もウンジェと知った。
スグォンは訊ねる。
「整形外科用のキルシュナー鋼線は?」
「ありません」とウンジェ。
キム・ドフンは部下と一緒に手術の様子を見守った。
「器具もないのにどうするんだか…」と配下の男。
「…」
「キリ」
手を出すウンジェ。キリはヒョンの手からウンジェに素早く渡る。
「キリで穴をあけ、ワイヤーで固定します」とウンジェ。
「ああ、それで十分だ」
「固定されましたね」
ドフン配下の男は驚きを見せる。
ドフンは何も言わない。
「すごい数の人が見ています。成功したら、厄介じゃないですか?」
「整形外科の経験は研修医の時だけだ。成功するわけないさ」
ウンジェはほぼ未経験の手術をスグォンの指示でやり続けた。
「問題が発生しました。血管が短いです」
しかし、この道の権威、スグォンは冷静だった。
「心配するな。表在性静脈を採取して移植しろ。君ならできる。頑張れ」
ウンジェに対する声援と細かい指示の映像を目にしながら、ジェゴルの気持ちは複雑だった。スグォンの息子でありながら、こういう愛情を父からもらったことは一度もなかった…。
山で脚を痛め、兄の適切な応急処置で助けられたことがある。あの時も父はケガした自分より、手当てしてくれた兄の外科的処置の見事さを優先して褒めたたえた。ケガした自分には見向きもしなかった。
「お前にはすぐにでも病院は譲れる…あっははははは」と上機嫌だった父は今でも忘れない。
ウンジェはスグォンの指示を着実に実行した。
モニタ越しに言った。
「よくやったソン先生。問題ないと言っただろ。…血管吻合の技術も
申し分ない。では縫合を始めろ」
「わかりました」
ウンジェは縫合を開始した。
長い手術時間だったが、それを待つだけの者たちにはもっと長かった。
そして長かった手術は無事に終わった。
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ウンジェは言った。
「患者を起こしましょう」
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