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韓国ドラマ「プレーヤー」（連載51）
☆主なキャスト＆登場人物
○ソン・スンホン➡（カン・ハリ（チェ・スヒョク））
○クリスタル➡（チャ・アリョン）
○イ・シオン➡（イム・ビョンミン）
○テ・ウォンソク➡（ト・ジヌン）
○キム・ウォネ➡（チャン・インギュ）
プレーヤー」第4話→（感情的に動くな）⑦
★★★
危機一髪で外に逃れ出たハリはビョンミンに怒りをぶつけた。
「危ないところだったぞ。何をしてたんだ」
「トイレに行ってたんだ。昨日、辛い物を食べて…」
階段をおりながらハリは呆れた。
「そんな調子なら、次からはおむつをしろ」
「何を言ってるんだ。ふざけるんじゃない」
「…それでどうなった。…ああ」
「国策事業の件で搬出の職員とをメールをしてる―あと、企業の入札予想額と抽選番号も分かった…クズ野郎どもは、全部、かっさらうつもりのようだ」
「そうか、分かった。金は物量倉庫だ。9時前に終わらせる。そのつもりでいろ」
2人は駆け出した。
★★★
地下の駐車場でナ社長を追って来たジヌンが待ち構えていた。
背後から姿を見せた。
「おい、ナ社長」
ナ社長は振り返って自分を指さした。
「”俺のことか？”」
「何度も考えたが、お前は絶対許せない」
「おい」
ナ社長は取り巻きを促した。
取り巻きはすぐさま襲いかかる。
乱闘が始まった。
車のところに下りてきたハリらも乱闘に出くわせた。
「何だ？」ハリはアリョンを見た。「ジヌンじゃないか」
格闘要員ではないナ社長の配下をジヌンはまたたくうちに片付けてしまう。
ナ社長は後ずさりする。だがホイッスルが鳴り、ガードマンが駆けつけてきた。
「どういうことだ」
ジヌンのもとに走り寄ろうとするハリをアリョンが制した。
「まず車に」
「…」
「早く」
2人は車のもとに急ぐ。
駆けつけてきたガードマンにジヌンは言った。
「この人を逮捕してください」
しかし、マスコミも第三者もいない前でガードマンらはすぐさまジヌンを捕まえにかかる。暴力行為をした輩というわけだ。
ジヌンは叫んだ。
「何で俺を捕まえるんだ」
ジヌンはガードマンらの手で跪かされた。
「ちょっと待て」ナ社長は配下を見回して言った。「俺は人を見る目だけはあるんだ」
ジヌンの前に歩み寄る。
「そうだろ？ カッコいい一匹狼だからな」
冷たい笑みを浮かべる。
「でも、残念だな。今回は次元が違う」
ナ社長はしゃがんだ。斜に構えて訊ねかかる。
「まあ、いい。話は聞いてやる。何が望みなんだ。言ってみろ。ん？」
「…」
「ああ…、体育館の館長の知人か？」
「…」
「ははあ～、正解ってことか、ん？ ふっふふふ…」
ナ社長は懐から財布を取り出した。
「それならそうと先に言えばいいものを…」
何枚か札を取り出した。
ハリらはビョンミンの待つ車に戻った。
「おむつの話、マジか？」とビョンミン。
連中を遠目にしながらハリは言った。
「あそこで何をしてるんだ…」
そこでビョンミンも気付いた。
「ジヌンじゃないか！」
ナ社長はジヌンの鼻先に何枚かの札を突き付けた。
「ほら、やるよ」
顔を札で撫でる。舌を出して挑発する。
「これをやるから持って帰れ」
頬を強く張った。
「こいつが！ 生意気な！」
ナ社長の侮辱的な行為にハリは唇を噛む。
アリョンも悔しがった。
「放っておくの？」
「どうするんだよ」
ビョンミンも同調した。
ハリは言った。
「アリョン、スタンバイだ」
ハリは黒マスクをした。アリョンも続く。
「俺はどうする？」
とビョンミン。
「死なせたいのか？」
ナ社長は鼻先に札を突き付けたまま、ジヌンに”知人（兄）”の死か”金”かで天秤にかける。
ジヌンはナ社長に掴みかかろうとするが、ガードマンらに身体を押さえつけられてて動けない。
そんなジヌンをナ社長は嘲笑った。
「やあ、生きのいい魚だ」
配下に助け起こされ、札を懐に戻しながら言う。
「天然ものだよ―だったら大金をあげないとな」
ポケットから皮手袋を取り出してはめた。
「すごく親切に、そして自然にな…おい、うちの運転手は殴られたら10万ウォンだ」
「…」
「お前は特別に10倍にしてやるよ―わかったか。歯を食いしばれよ。顎が外れたりするからな」
ナ社長がパンチを見舞おうとする瞬間、ハリたちの車がタイヤを軋めかせて発進した。
上向きライトでエンジンを唸らせてナ社長らに向けて爆走した。
不意をつかれてナ社長らは散り散りになる。
「ナ社長！」
のけ反っているナ社長に詰め寄ろうとするジヌンの腕をハリとビョンミンが取った。止めた車に向けて引っ張り入れる。
「早くして！」とアリョン。
襲いかかるガードマンらを殴り蹴散らして最後にハリが乗り込んだ。
「出せ」
逃げる車に向かってナ社長は叫んだ。
「追いかけろ！ 捕まえるんだ！」
☆主なキャスト＆登場人物
○ソン・スンホン➡（カン・ハリ（チェ・スヒョク））
○クリスタル➡（チャ・アリョン）
○イ・シオン➡（イム・ビョンミン）
○テ・ウォンソク➡（ト・ジヌン）
○キム・ウォネ➡（チャン・インギュ）
プレーヤー」第4話→（感情的に動くな）⑦
★★★
危機一髪で外に逃れ出たハリはビョンミンに怒りをぶつけた。
「危ないところだったぞ。何をしてたんだ」
「トイレに行ってたんだ。昨日、辛い物を食べて…」
階段をおりながらハリは呆れた。
「そんな調子なら、次からはおむつをしろ」
「何を言ってるんだ。ふざけるんじゃない」
「…それでどうなった。…ああ」
「国策事業の件で搬出の職員とをメールをしてる―あと、企業の入札予想額と抽選番号も分かった…クズ野郎どもは、全部、かっさらうつもりのようだ」
「そうか、分かった。金は物量倉庫だ。9時前に終わらせる。そのつもりでいろ」
2人は駆け出した。
★★★
地下の駐車場でナ社長を追って来たジヌンが待ち構えていた。
背後から姿を見せた。
「おい、ナ社長」
ナ社長は振り返って自分を指さした。
「”俺のことか？”」
「何度も考えたが、お前は絶対許せない」
「おい」
ナ社長は取り巻きを促した。
取り巻きはすぐさま襲いかかる。
乱闘が始まった。
車のところに下りてきたハリらも乱闘に出くわせた。
「何だ？」ハリはアリョンを見た。「ジヌンじゃないか」
格闘要員ではないナ社長の配下をジヌンはまたたくうちに片付けてしまう。
ナ社長は後ずさりする。だがホイッスルが鳴り、ガードマンが駆けつけてきた。
「どういうことだ」
ジヌンのもとに走り寄ろうとするハリをアリョンが制した。
「まず車に」
「…」
「早く」
2人は車のもとに急ぐ。
駆けつけてきたガードマンにジヌンは言った。
「この人を逮捕してください」
しかし、マスコミも第三者もいない前でガードマンらはすぐさまジヌンを捕まえにかかる。暴力行為をした輩というわけだ。
ジヌンは叫んだ。
「何で俺を捕まえるんだ」
ジヌンはガードマンらの手で跪かされた。
「ちょっと待て」ナ社長は配下を見回して言った。「俺は人を見る目だけはあるんだ」
ジヌンの前に歩み寄る。
「そうだろ？ カッコいい一匹狼だからな」
冷たい笑みを浮かべる。
「でも、残念だな。今回は次元が違う」
ナ社長はしゃがんだ。斜に構えて訊ねかかる。
「まあ、いい。話は聞いてやる。何が望みなんだ。言ってみろ。ん？」
「…」
「ああ…、体育館の館長の知人か？」
「…」
「ははあ～、正解ってことか、ん？ ふっふふふ…」
ナ社長は懐から財布を取り出した。
「それならそうと先に言えばいいものを…」
何枚か札を取り出した。
ハリらはビョンミンの待つ車に戻った。
「おむつの話、マジか？」とビョンミン。
連中を遠目にしながらハリは言った。
「あそこで何をしてるんだ…」
そこでビョンミンも気付いた。
「ジヌンじゃないか！」
ナ社長はジヌンの鼻先に何枚かの札を突き付けた。
「ほら、やるよ」
顔を札で撫でる。舌を出して挑発する。
「これをやるから持って帰れ」
頬を強く張った。
「こいつが！ 生意気な！」
ナ社長の侮辱的な行為にハリは唇を噛む。
アリョンも悔しがった。
「放っておくの？」
「どうするんだよ」
ビョンミンも同調した。
ハリは言った。
「アリョン、スタンバイだ」
ハリは黒マスクをした。アリョンも続く。
「俺はどうする？」
とビョンミン。
「死なせたいのか？」
ナ社長は鼻先に札を突き付けたまま、ジヌンに”知人（兄）”の死か”金”かで天秤にかける。
ジヌンはナ社長に掴みかかろうとするが、ガードマンらに身体を押さえつけられてて動けない。
そんなジヌンをナ社長は嘲笑った。
「やあ、生きのいい魚だ」
配下に助け起こされ、札を懐に戻しながら言う。
「天然ものだよ―だったら大金をあげないとな」
ポケットから皮手袋を取り出してはめた。
「すごく親切に、そして自然にな…おい、うちの運転手は殴られたら10万ウォンだ」
「…」
「お前は特別に10倍にしてやるよ―わかったか。歯を食いしばれよ。顎が外れたりするからな」
ナ社長がパンチを見舞おうとする瞬間、ハリたちの車がタイヤを軋めかせて発進した。
上向きライトでエンジンを唸らせてナ社長らに向けて爆走した。
不意をつかれてナ社長らは散り散りになる。
「ナ社長！」
のけ反っているナ社長に詰め寄ろうとするジヌンの腕をハリとビョンミンが取った。止めた車に向けて引っ張り入れる。
「早くして！」とアリョン。
襲いかかるガードマンらを殴り蹴散らして最後にハリが乗り込んだ。
「出せ」
逃げる車に向かってナ社長は叫んだ。
「追いかけろ！ 捕まえるんだ！」
