雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「青い海の伝説」第14話④

<script type="text/javascript">
function googl

eTranslateElementInit() {
new google.translate.TranslateElement({pageLanguage: 'ja',

layout: google.translate.TranslateElement.InlineLayout.HORIZONTAL, gaTrack: true, gaId: 'UA-78908602-1'}, 'google_translate_element');
}
</script><script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script>







韓国ドラマ「青い海の伝説」第14話④



韓国ドラマ「青い海の伝説」第14話③



★★★

「俺の身に何かあっても、お前は必ず生き続けるんだ。諦めることなく…生きることを楽しみ…幸せになれ」
 セファの表情は沈んできた。
「何だか深刻に話してるけど…これからあなたの身に何か起こるの?」
「もしもの話だ」
「…」
「約束しろ。俺の身に何かあってもお前は生きろ」
「…」
「必ず、幸せに生きろ」
 セファは黙ってジュンジェを見つめ返した。
 かなりの時間が流れてから「嫌よ」と答えた。
「どうしてだ?」
「約束したら、現実になってしまいそうだもの」
「だから、もしもの話だと言ってる」
「そんな話が嫌なの」
「約束しない気か?」
「しない」
「どうしてもか」
「しないってば」
 二人は互いに譲らないままカフェラウンジを出た。
 ジュンジェは黙って車のハンドルを握り続けた。
「手を握らないの?」
「…」
「話さないつもり?」
「…約束しろ」
「嫌だと言ったはずよ。そんな約束なんてする気はないの」
「…」
 セファは前を向いた。
「もう私も話さない」
 そして二人は家に帰りついた。

★★★




 ジュンジェはすぐテオに声をかけた。
「ちょっと話がある」
 
 セファは黙ってナムドゥのそばに腰をおろした。
「どうした? 喧嘩でもした?」
 セファは不機嫌そうに答えた。
「変なことばかり言うの」
「変なことって?」
「俺が死んでもお前は幸せに生きろって」
「えっ?」
「変でしょ?」
 ナムドゥは”なるほど”の顔をする。
「何が?」
「倦怠期さ。出会って3か月を過ぎたからな」
「…」
「お前とだ。うまく乗り切らないと一気に破局するぞ」
「彼はそんな人じゃないわ」
「…んなもんか。ずっと見てきたが、あいつは3か月以上、女と付き合った試しがない」
 ナムドゥはにんまりしながら缶ビールを口にもっていく。
 セファは立ち上がった。手にした上着でナムドゥの顔をしばいた。
「何するんだ!」
 ナムドゥが怒鳴った時はそこにいなかった。  

 ジュンジェはプールサイドにテオを連れて入った。
「家のセキュリティーを最高レベルにしてくれ」
 テオは黙って頷く。
「周辺の侵入者を感知したら、自動的に俺に伝わるようにしてくれ」
「マークするのはマ・デヨン?」
「…」


 チン・ギョンウォンの医院にマ・デヨンがやってきた。
「マ・デヨンさん? 久しぶりですね」
「9か月ぶりかな。…ここにホ・ジュンジェが来たようだな」
「…!」
「隠しても無駄だ」
 そう言って診療台に腰をおろす。
「俺にも見せてくれ。俺もホ・ジュンジェのように前世が知りたい。あいつとの間でいったい何があったのかを…」
「…」
「それを知れば、俺が生きてる人生の答えが分かる気がする。生まれてこの方…ずっと罰を受けてる気分だ」
「…」
「その理由を誰にも聞けずに生きてきた。だから」
 マ・デヨンはチン医師を見た。
「あっちの世界について教えてもらいたい」
 と不気味な笑いを浮かべた。

 チン・医師は催眠誘導で診療を開始した。
 マ・デヨンは夢魔の世界をさまよい目覚めた。
「あいつは…俺ではなかった」
「では、誰だったんですか? 銛を投げた人は?」
「…」

 ホ・イルジュンの事業を事実上引き継いだチヒョンは配下を従えて颯爽と歩く。 
 役員会議では最上位の席で方針を述べた。
「…今後は何事においても私が最終決定を下します。投資者とも私が会います」
 ひとりが訊ねた。
「会長はお体が悪いのですか? 外部から問い合わせが…」
「いいえ」チヒョンは答えた。「父は旅行に行きました。このまま減益を退くそうです。伝言があれば私にどうぞ」
 もうひとりが訊ねた。
「直接、ご報告したいことが…」
 チヒョンはその役員に鋭い目を送った。役員は黙った。
「私を信用できないというのですか?」
 役員は口ごもり、引き下がった。
 チヒョンは立ち上がった。テーブルに両手を置いた。
「私の下で働けないという方は退席を願います」
 部屋は静まり返った。出て行く者はひとりもいない。
 チヒョンは腰をおろす。
「では、会議を始めましょう」


 イルジュンは目を覚ます。ぼやけた視線の先にチヒョンがいる。
「父さん」
「ああ…」
 はっきり見えない相手にイルジュンは返事する。
「経過は順調らしいよ」
「…」
「先生があと数日で退院できるって」
「目が…どんどん見えなくなって来てる」
「それは…脳を手術したばかりだから、目の手術はまだできないらしいんだ。薬を飲みながらその時を待とう。それまでは身体の回復に努めないと」
「ああ…チヒョン」
「何?」
「ジュンジェに連絡をつけられるか?」
 チヒョンはしばしためらう。笑顔を作る。
「もちろんさ」
「…」
「父さんの容態はもう伝えてあるんだ…」
「そうか」
「ああ。何か忙しいみたいだ。そのうち顔出すと思うよ」チヒョンはイルジュンの手に自分の手を添えた。「また連絡しておくから」
 チヒョンの表情は冷たいままだった。






<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','https://www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

ga('create', 'UA-78908602-1', 'auto');
ga('send', 'pageview');
ga('create', 'UA-XXXX-X');
ga('require', 'linkid');
ga('send', 'pageview');

</script>

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「韓国ドラマ「青い海の伝説」」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事