見出し画像

雨の記号(rain symbol)

彼女の胸中

コマネチ氏がキム・ヨナに助言…「取り合えず今は楽しめばよい」
English Version
한국어



「取り合えず今は楽しめばよい。そして胸に耳を傾けてみなさい」。

‘体操の伝説’ナディア・コマネチ氏(49)が‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(20、高麗大)に温かい助言をした。
国際スペシャルオリンピック委員会(SOI)副会長として活動中のコマネチ氏は15日、ソウル弘恩洞(ホンウンドン)グランドヒルトンホテルで開かれた「スペシャルオリンピック冬季大会平昌(ピョンチャン)誘致宣布式」のために訪韓した。コマネチ氏は「キム・ヨナが最近、将来について悩んでいると聞いた。 最も重要なのは心の声を聞くこと」と話を始めた。
コマネチ氏は1976年モントリオール五輪体操の段違い平行棒で、史上初めて10点満点の演技を見せた。 7回も満点を出し、段違い平行棒はもちろん、平均台と個人総合で3つの金メダルを獲得した。 コマネチ氏は4年後の1980年モスクワ五輪に再び挑戦し、また金メダル2個を手にした。
コマネチ氏は「体操ではその時まで10点が出ていなかったので、当時の点数ボードは10.0という数字を表記できなかった。 そのため1.00という数字が表記された」とし「新しい歴史を作ったからといって体操選手としての経歴を終えたくなかった。 私はもっと挑戦したかったし、いま考えても1980年五輪に出場したことに満足している」と振り返った。
コマネチ氏はキム・ヨナについて「とにかく最高の瞬間は思う存分、満喫すればよい。 その後に自分が何を望んでいるか分かるだろう。 もし競争や金メダルを望んでいないなら、それ以上挑戦する理由はない。 しかしスケートに対する気持ちが強ければ、もう一度挑戦してみてもよい。 幼い年齢で成功を収めたキム・ヨナは、関連分野でもっと大きな成功を収める道も多い」と話した。
コマネチ氏は17日に米国へ帰った後、来月3日に予定された体操-スケートガラショー企画に専念する。
(ニュース記事より)
 
 こういう話には重要な情報が含まれている場合がある。
 先日、キムヨナ選手は引退するだろう、の推測記事が出たが、この文章を読むと、彼女の競技生活を続けるかどうかの悩みは相当に深刻のようにも感じられる。
 14日、彼女の新しいコーチ候補が2~3人に絞られたとのニュースが流れた。
 とすれば、どういうコーチ選びが進行しているのであろう。発表されてくるコーチによって、彼女の方向性は見えてくるのだろうか。それとも両方の可能性を残しながら、練習に励んでいくのだろうか。
 どっちにしてもこの状態が続いていくのは彼女にとって好ましくない気がする。
 もし、周囲が彼女に現役を続けさせようとしていて、彼女がそれを嫌がっているのなら、この状況を引っ張らずにすんなり引退させてあげた方がいいのではあるないか(ファンとしてもそう願いたい)。
 来年三月まで試合に出ないのは、あまりに間隔が空きすぎているのではないか、との指摘がある。そのせいで選手としての試合勘みたいなものが機能しないのではないかという指摘である。
 キムヨナ選手とて例外ではないだろう。
 専門的なことはわからぬが、何となくそんな気はしている。一流選手になればなるほど、練習と試合の演技では大きな差異が生じてくるに違いない。平凡な選手は練習どおりの演技ができれば十分と言えようが一流選手は事情が違ってくる。練習の好調さを本番では絶好調にしてしまうのが一流選手の表現力や想像力なのではあるまいか。
 しかし、試合の間隔が遠のくと、ふだんの練習の成果は試合においてプラスアルファ(独特の試合勘)を生みだせずに終わってしまう。いくらギヤチェンジして試合に臨んだとしても、それは意識のみの高揚で、全体のバランスを欠いた力みとしてしか表現されてこないであろう。
 コーチが決まったなら、現役を続ける続けないは先のこととしても、
世界選手権の前にどこか小さな大会でもいいから出場して、これまでの試合勘のようなものは、彼女に失わない姿勢を維持していてほしいと思う。
 現役を続ける? それとも引退?
 彼女の心はどこにあるのだろう。その気持ちを早く知りたい。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「キムヨナ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事