フジテレビの連続ドラマ「ダンドリ」と「結婚できない男」はともに最終回。ダンドリは栄倉奈々が徐々に魅力を発揮して終わった。最初は大きな身体なのにカワイ系の顔で、妙にアンバランスだった。周囲の純カワイ系の娘らに押されている印象もあったが、よく見ていると単にカワイ系でなくて、ウルワシの顔を持った娘だと分かってきた。実際は近寄りがたいような女の子なのだろう。実際はきれいなのに、テレビ画面ではカワイ系として映えるのは上戸彩などと同じように、テレビの視聴者には支持されるかもしれない。
さて、テレビドラマの安直（と言っては失礼か）なではなく、シンプルなラスト模様にはいつも泣かされる。年なのかもしれないが、安直（失礼）なラストシーンを味わえるがために僕はテレビの連続ドラマが好きなのである。
「結婚できない男」も主人公がいつ落ちるのかを気にしながら楽しんできた。これは急転直下で落ちた。主人公が最大公約数的なところで落されるのはテレビドラマの宿命だが、これは涙を絞るようなラストにはならなかった。コメディーだったのだから当然である。
このようなドラマのラストが、自身の書いている創作の参考になるかどうかとなれば、はっきりならないと言える。一番最初に考えて消去する線だからこそエンターテインメントと言えるからである。
