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한국어
金蛙王はフクチ大将軍を呼び、ヘモスを探して会う段取りに入る。
ヨミウルはヘモスの行方を突き止め、単身出向いてヘモスと会う。
今のあなたが夫余に現れたら、長年穏やかできた夫余は大混乱に陥り、ハンナラとの戦いもさけられないでしょう。ヘモス様、夫余を離れて二度と現れないでください」
「私のせいでハンナラとの戦いが避けられないなら、それが天地神明とは思わない。金蛙王と会おう。金蛙王があなたの意と同じなら、夫余を離れて二度とは現れない」
「ヘモス様。あなたが金蛙王と会ったなら、一人の女の忘れられた傷がまたあけられてしまうでしょう。ユファお嬢様は陛下の側室になりました」
ヘモスは天を仰いだ。苦悶の声で訊ねた。
「その息子は朱蒙というのか?」
ユファ夫人はヘモスからもらった指輪を手に思案に耽っていた。
ヨミウルは迷っていた。ヘモスにユファお嬢様と会わせてほしいと頼まれたからだった。
プドウクブルは帯素に会い、王子がヘモスを討つべきである、と持ちかけた。
各人各様の思惑がうごめく中で、朱蒙の厳しい修行は続いていた。
プドウクブルの意向を受け、帯素はヘモスを討つため動きだした。
ヨミウルはヘモスと約束した場所にユファを連れていった。ユファを残してヨミウルは立ち去った。事情がよく呑みこめず、ユファがそこに立ちすくんでいると・・・
(第11話より)
木立の中を歩いてきたのは白髪の年取った男だった。杖をついたその男がそばまでやってきてヘモスだとわかった瞬間、ユファ夫人の瞳に涙がにじみ出た。
「ヘモス様。ほんとにヘモスさまなのですね」
「アガシー(お嬢様)」
その言葉を聞いてユファはヘモスの腕の中に飛び込んだ。二人はひしと抱き合った。ユファの目からは大粒の涙があふれ出た。
ユファはヘモスにあれからのことを話した。ヘモスを罠に陥れたのが先王の仕業だと知って自ら夫余宮に赴いた事、息子朱蒙の手でいつの日か夫余に復讐を果たさねばならないと誓っていた事、朱蒙に会って、このことをすべて話します、ヘモス様がお前の父だと話します、と。
「ヘモス様、あの子も連れてヘモス様と一緒に余生をお供いたします」
「いけません、お嬢様」ヘモスは首を振った。「お嬢さんに再会できただけで、これ以上心残りはありません。私が現れたら、夫余に混乱をもたらすだけです。お嬢様のためにも、朱蒙のためにも、あなたたちを守ってきたクムワのためにも私はここを離れるべきなのです」
ユファはヘモスの腕の中で泣きじゃくった。ただ、無念さで泣きじゃくった。
宮に戻ってユファは金蛙王のもとに出向いた。彼の前で跪いた。
これまでいただいたご恩の数々にお礼を述べた後、ここを発つことをお許しください、と申し出た。
ユファは余生をヘモス様と過ごしたいと切り出したのだった。
しかし、金蛙王はそれを許さなかった。ヘモスを連れてきてここで一緒に暮らせばいい、私がヘモスを説得しよう、と応じたのだった。
ヘモス様は決してここへは来ようとしないだろう・・・そう考えるユファだったが、金蛙王の言葉に折れるしかなかった。
ヘモスの指南も終わりの時が近づこうとしていた。
「朱蒙」
ヘモスは言った。
「私は大業を成し遂げると乗り出したが、一生守ると言った女との約束を守ることができなかった」
ヘモスは朱蒙の手を強く握った。
「お前はそうしてはいけない。そばにいる一人を守れない者が数万人の民を守れるものか・・・お前のお母さんは賢くて美しい方だろう?」
ヘモスは朱蒙の方を見て言った。
「お前が守ってあげないといけない」
「はい、師匠」
「ここに隠れて暮らしているお前を心配しているだろう。お母さんに会って来い。追い出されたとはいえ、会うことくらいは出来るだろう」
「では、食事の準備をしてから行ってきます」
「いいから、すぐ行って来い。帰りに酒でも一本買ってこい」
急いで行こうとする朱蒙を呼び止めて言った。
「ゆっくりでいいぞ。ゆっくりだ」
その言葉には自分の身に迫る危機を感じ取っているようでもあった。
その頃、プドウクブル、帯素、ヨンポらに率いられた兵団がヘモスのいる山小屋に向かっていた。
山をおりだしていた朱蒙は伝令に飛んできたオイやマリたちと出会う。マリは朱蒙に数百の兵団が山小屋に向かっていることを報告した。
急いで引き返してきたら、ヘモスは幾重もの兵団に囲まれ、孤立無援の戦いを繰り広げている。
状況を顧みようともせず、そこへ飛び込んで行こうとする朱蒙をマリたちが制した。
ヘモスは迫り来る敵を斬って斬って斬りまくった。しかし、かかってくる敵は尽きなかった。出口の見えない戦いの果てに待つのは死だ。いたぶりにならぬヘモスの奮戦に業を煮やした帯素らはついに構えた矢を射かける命令を下した。放たれた矢は雨あられとなってヘモスの頭上に降り注いだ。矢はヘモスの身体を次々と貫き、外れた矢はヘモスと戦っていた兵士たちの身体を貫いた。
金蛙王がユファ夫人を伴い、山小屋にたどり着いた時、ヘモスは激しい戦いの果ての躯(むくろ)をさらしていた。ヘモスに倒された兵士の遺体はすべて片付けられ、おびただしい矢を身体に受けてヘモスだけが永久の眠りについていた。
意識を取り戻した朱蒙はいそいで山小屋に駆け戻った。しかし、そこには誰の人影もなかった。
金蛙王たちはヘモスを山の岩場で鳥葬の荼毘に付した。荼毘に付しながら金蛙王はヘモスとの青春の日々を蘇らせていた。
ユファはヘモスの亡骸に寄り添いいつまでもそばを離れようとしなかった。
「ヘモス将軍が亡くなって、陛下は傷心の日々を送っています」
ヨミウルはプドウクブルに、誰がヘモス将軍を殺したのか知りませんか、と迫った。
自分が殺しました、とプドウクブルは答えた。
「どうしてそんなことをしたのですか。あれほどお頼みしたのに・・・夫余に災難が降りかかったらどうするのですか」
「ヘモスが陛下に会うことの方が災難です。ヘモスが生きていると知ったらハンナラとの戦さは避けられないでしょう。それこそが災難です」
「陛下はヘモス将軍を殺した者をきっと探し出そうとするでしょう。どうするおつもりですか」
「死ぬことは恐れていませんが、帯素王子まで殺すことになっては困るでしょう」
「それはどういう意味ですか」
「決断を下したのは私ですが、これを実行したのは帯素王子です。ヘモスが陛下の同志だったとはいえ、帯素王子まで殺すようなことはしないでしょう」
意識の戻った朱蒙は師匠を殺した帯素王子とヨンポ王子のことを考えていた。マリたちが姿を見せるが、兄妹の縁を切ると突き放した。師匠を見殺しにした自分をそれほど悔いていた。
金蛙王はヘモスを殺した者の捜索に乗り出した。
すぐに兵管のヨンポが呼び出された。ヨンポが金蛙王に問いつめられているところに、おそれながら、と帯素王子が口をはさんできた。
自分がヘモスを殺した、と告白した帯素に金蛙王は剣を振り上げるが、ヘモスが再び夫余に姿を現せばヘモスを慕う者たちによって夫余は大混乱に陥る、との弁明に、振り上げた剣を斬りおろすことができない。
代わりの言葉は、お前の顔は見たくない、さがれ、だった。
師匠を失った朱蒙は自責の念が嵩じた挙句、酒びたり女漁りの生活に陥ってしまう。女と床を取っていても、師匠が矢で射抜かれている夢を見る始末だ。
この話を聞いた召西奴は、遊ぶ金を用立ててマリたちに握らせていた。ヨミウルは、男として生まれていたら一国の王の器だ、と言ったが、彼女の太っ腹が発揮された場面だった。
プヨンはそんな朱蒙の身をひたすら案じていた(このあたり、プヨンの繊細さと召西奴の太っ腹が対照的で、プヨンをユリ王の母にする流れは確かに感じられる。これが崩れたのは彼女の演技云々より、ドラマの人気が大爆発したせいでなかろうか。そのため、話を膨らませる必要が生じた。朱蒙をヘモスのように水に浮かべるというアイデアは誰が出したのであろうか。イエソヤをユファのように登場させ、それを恋にさせなかった設定は人生の妙というか話の機微というか・・・そのせいで、ひっそりステージをおりていったプヨンは何ともいえない魅力を残した。誰もががんじがらめの世界で、彼女だけはどこにも属さず、まるで空気のように消えていったのであるから)。
朱蒙が遊んでいる賭場に金蛙王配下のソンジュが姿を現す。
「王子様、宮にお戻りください」
「私は王子ではない。帰れ」
「王子様。王子様をお連れしろとの陛下の命令です」
「陛下が? 私はまだ王子の道理を果たすに足りないと伝えろ」
ソンジュはしばらく朱蒙の様子を眺めていた。
金蛙王の前に戻ったソンジュは自分の見たありのままのことを報告した。
朱蒙とムソンは酒の酔いを残したまま帰路についた。するとそこに立ちはだかった者がいる。朱蒙の命を狙うトチの手の者だった。
彼らを相手に戦いだしたところに、供を連れた金蛙王が通りかかる。助けに出ようとしたソンジュを彼は制した・・・。
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