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韓国ドラマ「イケメン(美男)ですね」第6話(13)
Korean drama "You're Handsome" Episode 6 (13)
ミニョはおいしい食べ物の並ぶ通りを歩いた。
「どれもおいしそう・・・」
するうち食堂に吸い込まれる。シヌの言っていたうどんを注文する。
ほんとにおいしいのだろうか?
うどんが運ばれてくる。
「どうぞ」
「おいしそう」
お腹は空いている。ミニョは箸とスプーンを手にさっそく食べだす。
そこへ変装したシヌが入ってくる。食事に夢中のミニョは気付かない。
シヌは後ろの席についた。
「こっちもうどんをください」
注文を出してから、食事するミニョに微笑ましい眼差しを送る。夢中で食事する彼女の後姿を観察するのが楽しそうだ。
ミニョは一人で店を出た。
「ああ、お腹いっぱい」
その時、携帯が鳴った。
「シヌ兄貴。・・・ええ、とてもおいしかったです」
「そう言われるとこっちも食べた気になるよ。あっ、デザート食べたくないか?」
「う~ん・・・アイスクリームかな」
「アイスクリーム?」
「そしたら・・・たぶん、右折かな?」
「・・・あっ、はい、見つけました」
ミニョはにこにこして右に進んでいった。
シヌもその後をついていった。
ミニョはくだんの店でアイスクリームを食べ始めた。
そしたら追加が運ばれてきた。
「あれ? これは頼んでませんけど?」
「これはサービスになってます」
「どうも・・・」
ミニョは釈然としないながらも頭をさげた。
「うわ~っ、これもおいしそう」
そんなミニョの姿を眺めているシヌのもとに店員がやってくる。
「お出しいたしました」
幸せいっぱいの表情でアイスクリームを食べるミニョ。
それを眺めて自分も幸せそうになってるシヌ。
店を出たミニョはその報告をした。
「偶然、アイスのサービスを受けたんですよ」
「そう? 俺は一度もないよ。ラッキーだったな」
「ええ。食べ物の運には恵まれているようです。あっ、そうだ。シヌ兄貴、服を買いたいんですが、おしゃれで安い店を知ってますか?」
「何を買うつもりだ?」
ミニョはおしゃれな店に入った。何だかステキな店だ。本当に安い品揃えの店なんだろうか?
ちょっと信じられない気がしてミニョは店員に訊ねた。
「ぜんぶでこの値段ですか? ほんと、すごいわ」
店員は笑顔で答える。
「特別セールなんです。ついてますね」
「どうも、ありがとう」
ミニョが紙バッグをさげて出て行った後、シヌが貴公子のように姿を見せる。店員に訊ねる。
「いくらですか?」
通りに出たミニョは安い買い物の嬉しさを後ろからやってくるシヌに携帯で報告した。
「兄貴のおかげで・・・おいしいものは食べられたし、ステキな服も買えました」
「コ・ミナム」シヌは真面目な声で言った。「本当に教えたいことがある。驚くなよ」
「何のことですか?」
「そこで振り返って少し歩けば分かるはずさ」
「・・・?」
ミニョは立ち止まった。
シヌの気配を近くに感じたらしく、あたりをうかがいだす。言われた通り、シヌの方に向かって歩き出す。
シヌは笑顔になった。ミニョはすぐそばまできている。
しかし、この時ミニョの手にした携帯が鳴った。ミニョの表情はぱっと明るんだ。
携帯でテギョンとやりとりを始めた。
「来てくれたんですか? はい、すぐ行きます」
(続く)
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