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世界フィギュア東京大会中止、キム・ヨナの復帰はモスクワに確定
国際スケート連盟(ISU)は24日夜、公式ホームページを通じ、日本の大地震で開催が中止されたフィギュアスケート世界選手権大会を4月24日から5月1日までロシア・モスクワで開くことに確定したと明らかにした。
ISUは細部日程と公示事項を議論しており、早期に具体的な内容を発表する予定だ。
これにより現在韓国で訓練をしているキム・ヨナは、モスクワでショートプログラムの「ジゼル」とフリープログラムの「オマージュトゥコリア」など新しいプログラムを披露できることになった。
キム・ヨナは今回の大会に先立ち、2018年冬季オリンピック招致支援活動スケジュールが入っており、最高のコンディションで大会に出られるか関心が集まっている。キム・ヨナは4月3日から8日まで英ロンドンで開かれるスポーツアコードに参加し冬季五輪招致を支援する予定だ。
(ニュース記事より)
確定したのなら仕方がない。
しかし、キムヨナにとっては大会が後ろへずれこんだ分、2018年冬季オリンピック招致支援活動などと日程が詰まったり、挟まったりしてしまった。
下記の記事から算出すると、彼女が集中して練習できそうなまとまった時間は4月の10日過ぎあたりから20日過ぎまでの10日あまりしかない。これで2つのプログラム(ジゼルとオマージュトゥコリア)を身体になじませることが出来るだろうか。試合でしっかり演技を行えるだろうか。
僕は悲観的にとらえている。コンディションを最高にして試合に臨むのは無理だと考える。
試合に向け練習を毎日積み重ねてきて、その感覚と緊張を保って1日休みが入ったり、移動で1~2日、時間を奪われる程度なら、いくら遠い距離を移動しようと、当人の試合への意欲や心構えでまかなえる範疇かもしれない。
しかし、オリンピックの招致活動で海外へ飛んだりするのは競技そのものとは関係がない。機内では試合の演技などをイメージするより、招致活動のデーターや文書に目を通すことをしなければならないだろうし、現地に着いてもそれらの動きに忙殺されるだろう。合間に軽い練習くらいは出来るかもしれないが、練習できたとしても身が入るはずもない。それで練習した以上に疲れたりするはずだ。
日程が詰まってはいても時間的に重複することはない。それらの時間と試合に臨むための時間は一応考慮はされているかに見える。
しかし、いくらキムヨナとて両方に気持ちを集中させることは無理であろう。緊張の糸の切れた状態は招致の案内や説明などより、競技の方で出てきてしまうだろう。
そうなってしまうキムヨナを見たくない。
招致活動が大切ならそれを優先し、無理して大会に出ない方がいいのではあるまいか。世界選手権は来年もあることだ。
ただし、彼女が両方をこなす決意でいるなら、参加することに意義を感じるみたいな惨めな演技だけはしないでほしい。
日本勢やアメリカ勢と本気で優勝を争ってほしい。忙しさが言い訳にならないような世界女王の誇りをもって滑ってほしい。
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キム・ヨナ、英国から南アフリカまで平昌広報の強行軍
江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)の2018年冬季五輪招致に向けキム・ヨナが4万8206海里に達する旅を始める。
1海里は1.852キロメートルで飛行機や船舶の航路を計算する距離の単位だ。
キム・ヨナは22日午後ソウル、三成洞(サムソンドン)COEXで開かれた「第74回国際スポーツ記者協会(AIPS)ソウル総会」開幕式に参加し本格的な平昌招致活動を開始した。24日に平昌冬季五輪招致委員会と細部日程の調整が終われば、キム・ヨナは内外を行き来して平昌招致に力を注ぐことになる。
20日にトレーニング地の米ロサンゼルスから5210海里を飛んできたキム・ヨナは、来月4日にロンドンに飛びスポーツアコード国際コンベンション(3~7日)に参加して平昌を広報する。仁川(インチョン)からロンドンまでの往復距離は9594海里に達する。5月6日から3日間にわたり蚕室(チャムシル)室内体育館でアイスショーを行った後、キム・ヨナはスイス・ローザンヌに向かう。ローザンヌでは18~19日に国際五輪委員会(IOC)の委員会合が開かれ、キム・ヨナは平昌と関連したプレゼンテーションを行う予定だ。ローザンヌまでの往復距離は9712海里だ。
6月にはまたロサンゼルスに帰るキム・ヨナは7月6日に2018冬季五輪催都市選定投票が開かれる南アフリカ・ダーバンに行き、最後までIOC委員らの票集に没頭する計画だ。ロサンゼルスから南アフリカまでの往復距離は1万8480海里になる。
さらに多くの距離を旅しなければならない可能性も高い。AP通信は23日にチンクァンタ国際スケート連盟(ISU)会長とのインタビューを通じ、「地震により日本開催が失敗に終わった2011フィギュア世界選手権大会がロシアのモスクワ、カナダのバンクーバー、米コロラドスプリングスとレイクプラシッド、フィンランドのツルク、クロアチアのザグレブ、オーストリアのグラーツの中から1カ所で開かれる公算が大きい」と報じ、「このうちプーチン首相が後援するロシアが最も強力な候補だ」と分析した。大会は4月末か5月初めに開かれる可能性が大きい。
もしモスクワで大会が開かれれば、キム・ヨナは再び往復7130マイルを旅行しなければならない。5万5336マイルに移動距離が増えることになる。
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