雨の記号(rain symbol)

韓国ドラマ「ただひとつの愛」第4話(エピソード9)





韓国ドラマ「ただひとつの愛」第4話(エピソード9)



〇主な登場人物
イ・ヨンソ(シン・ヘソン)
キム・ダン(エル)
チ・ガンウ(イ・ドンゴン)
クム・ニナ(キム・ボミ)
チョン・ユミ(ウ・ヒジン)
フ(キム・イングォン)
チェ・ヨンジャ(ト・ジウォン)
クム・ルナ(キル・ウネ)
パク・グァンイル(イ・ファリョン)
キ・ジュンス(イ・ジェヨン)



第4話(エピソード9)


「まだ、無理だろ」
 ダンはマニュアルに沿って左腕を近づけて背を丸める。
 ヨンソはダンの左腕を掴んだ。
 ぎゅっと腕を握られてダンは悲鳴を上げる。
 ヨンソの足並みに合わせ、ダンは足を送りながら感激を見せる。
「すごい。歩けるじゃないか」
 オーバーなジェスチャーを見せる。
「感謝しなくてもいいです。早く治しましょう」
 ヨンソはじろっとダンを睨む。
 ダンは気にせず自分の言葉に酔う。
「そうすれば心に余裕が出来て、春風の心地よさも感じられ…」
「うるさい」
 ダンは話を中断する。
「うるさいのは嫌なの」
 オーバーなジェスチャーのままダンは固まる。
 ヨンソは言った。
「さっさと歩いて」
 ダンは萎んだ風船の歩き出す。
「どこへ行く?」

 ヨンソが連れて行ったのは武闘の道場だった。そこでボディガードの鍛錬を受けた。
 そこでダンは武闘家にレベルの高いシゴキを受けた。
 パイプ椅子に座って訓練の様子を眺めたヨンソはクールな声で言った。
「思っていたよりだらしないわね」
 ダンは尻餅をついたまま反発した。
「秘書が柔道を身に着けてどうするんです?」
 ヨンソは応じた。
「私とやりあったら骨が折れるわよ」
 ダンは呆れた。
「何なんだ、この仕事は…」
 ダンの声を無視してヨンソは言った。
「次は絞め技をやって」
 ダンは這いずって逃げようとするが、捕まって絞め技をかけられた。
 ダンがもがくのを眺めながら、ヨンソはゆっくりした調子で手を叩いた。


 間違ってた…彼女には愛なんて感じられない。
 そばで観察を続ける限り、彼女は従者の誰に対しても無慈悲で冷淡だった。人の欠点ばかりを咎める女なのが浮き彫りになってくるのだった。



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