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韓国ドラマ「イケメン(美男)ですね」第5話(14)
Korean drama "You're Beautiful" Episode 5 (14)
ミニョはコ・ミジャを迎えた。
ミニョを見るなりコ・ミジャは愛情たっぷり計算たっぷりで抱きついてくる。
「ミナマー、会いたかった」
ミニョは戸惑いながら伯母のハグを受け止めた。
抱き合っている二人の肩に手をかけ、アン社長はご機嫌の様子だ。
「このことをどうして言わなかった。よかった。大丈夫だ。きっとうまくいく。我がミナムは最高だから、うん」
「はい、あり・・・ところでどなたなんです?」
フニはリーダーのテギョンをテラスに呼び出した。
「こうなったからには・・・」腕を組んで切り出した。「男とは何があっても跪いたりしないものだ。しかし・・・俺は跪こう」
「・・・」
フニはただ突っ立っているミニョの手まで引っ張った。一緒に跪かせた。
跪いてミニョは口を開いた。
「兄貴。伯母さんは何も知りません。今はちょっと出て行くわけにも・・・」
最後は声も小さくなった。
フニも手を合わせた。
テギョンは目をつぶった。
呆れ果てているのか、それとも少しはほっとしているのか・・・。
目を開けて言った。
「もう弁解も聞きたくない。どうしてか、腹も立たない。やれるところまでやってみろ」
さっと背を返した。
「テギョン」
フニが呼びかけるが振り返らない。
テギョンが消えた後、フニはミニョの腕を取った。
「これでいい。気をしっかり持って。やっと会えたんです。俺たちが守らないと。いいですね」
ミニョは頷いた。
ミニョが加わり「A.N.JELL」の更なる飛躍を確信してやまないアン社長はメンバーを集めて力説した。
「ミニョの伯母さんの滞在に問題はないよな。どうだ?」
ジェルミはボソボソした声でテギョンとシヌの顔色をうかがいながら答えた。
「イギリスから来た母さんもここに泊まったんだし、別にかまわないと思うけど・・・」
「よく言った。さすが、ファミリーマインド・・・ハートフルボーイズだ」
しかし、ここに残れそうだのにミニョの気持ちは複雑で表情もそれほど冴えない。
そんなミニョの気持ちなんかさておいてコ・ミジャはアン社長の人柄を褒め称えた。
「ミナムの社長は本当にいい人なんですね」
そう言って社長に擦り寄り媚まで売った。
「いえいえ」
社長は逃げ腰になった。
「そうだ、ミナムの部屋に泊まればいいな。・・・待てよ、いくら甥とはいえ、同じ部屋はやっぱりまずいかな・・・」
「ええ、まあ・・・」
「だったら、ミナムは別の部屋を使うようにすればいいな」
アン社長はメンバーを見上げた。
「誰の部屋にする?」
「えっ!」
思わぬ展開にミニョは驚く。
伯母さんでいいと思っていたフニもびっくり仰天だ。
「他には部屋がないしなあ・・・ああ、ジェルミ、お前の部屋でいいか?」
社長から指名され、ジェルミは動揺した。うろたえた。
「俺がミナムと? 一緒に・・・? 俺は・・・ミナムと・・・ひとつ部屋で過ごすのは・・・じ、自信がないです」
アン社長は「何言ってるんだ」と呆れた。しかし、ダメなら仕方ない。
「シヌはどうだ?」
「俺よりもっとふさわしいのが・・・」
シヌはそう言ってテギョンの方を見た。
テギョンは仏頂面をシヌに返す。
「テギョンのことか?」
「御免だ」
テギョンはきっぱり答えた。
ひそかにテギョンを期待したミニョはシュンとなった。
「おいおい・・・男同士なんだから、いくら何でも数日くらいどうってことないだろうが! こうなったら、ミナム、お前が決めろ」
(続く)
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