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韓国ドラマ「病院船」から(連載98)
「病院船」第9話➡三角関係のはじまり⑧
★★★
ジェゴルたちはハン・ヒスクを見送るため階段を下りてくる。
「車は帰したんだろ?」
「うん」
「待ってて車を出してくる」
ジェゴルは外に出て行った。
ウンジェはハン・ヒスクにベッドの礼を言った。
「こちらこそ受け取ってくれてありがとう」
ハン・ヒスクも感謝を伝えた。
「よく寝て、しっかり食べてね」
「はい」
「それから、今度、うちにも遊びに来て」
「…」
「これでも料理は得意なの」
笑みを返してウンジェは改まる。
「布団とカーテンはありがたくいただきます。でも、ベッドと棚代は払わせてください」
「ベッドと棚?」
「はい」
「私は買ってないわ」
★★★
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ウンジェは食事の支度を進める事務長に事を問いただした。
「むろん、私たちが買った」事務長は答えた「病院船の予算で」
「…」
「最初は先生の希望どおり何も買わなかった。長居するとも思えなかったから」
ゴウンが説明した。
「私が買おうと言ったの。昼夜を問わず働く人が寝袋で寝るなんて不健康きわまりないでしょ。あのままだったら、いつか腰を痛めるところでしたよ」
「先生も当分、ここで暮らすおつもりのようだし…はっはははは」
ウンジェは黙って笑みを浮かべる。
「どうした? 嫌なの?」とゴウン。「まさか、ソウルに戻りたい?」
「いいえ。私も病院船が好きです」
「でしょ。そうだと思った」
「…」
「ところで何か心配事でも?」
「いいえ」
「そうかな…浮かない顔に見えるんだが」
「失礼します」
行こうとするウンジェにゴウンが言った。
「夕飯食べて行きなさい。”家出した嫁も戻る”おいしさですよ」
「えっ?」
「コハダを焼くんです。クァク先生が戻ったら一緒に食べましょ」
「いえ、もう時間なので行きます」
ウンジェはそそくさ出かけて行った。
ゴウンは嘆息した。
「ご飯もろくに食べずに…そのうち身体を壊してしまいそう」
「そういえば今月に入って休むのを見てないな」と事務長。
「借金のせいもあるかも…」
「給料から差し引かれてるはずだ」
「それは銀行の分」とゴウン。「たぶん、消費者金融にも」
「何だって? 消費者金融?」
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ヒョンはバス停にやってきたウンジェを見かけて車を止めた。椅子に腰をおろし、バスがやって来るのを待っているウンジェを見ながら、ヒョンは複雑な思いだった。今日はいろいろあった。彼女と話さねばならないことは山のように積もっている。…
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ジェゴルは病院で爺やにずっと付き添った。
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その病院でウンジェは大わらわの仕事をこなした。夜の交通事故で生死をさまよいあの世に旅立った患者も出た。
その頃、ヒョンはウンジェのことを思って寝付けないでいた。
―お母さんのせい? 僕が救えなかったから?
―当然でしょ。先生が私なら恨まずにいられる?
ヒョンは身体を起こす。ため息をつく。
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患者の外科処置をすませた後、ウンジェは鼻血を出した。その血がどこから出たのか一瞬分からなかった。慌てふためいていると、鼻に布をあてがってくれた者がいる。
「ソン先生の鼻血だよ」
見上げるとジェゴルがそばに立ち、ウンジェの花にハンカチを押し付けている。
「上を向くな。血が気道に入る。外科医のくせに知らないのか」
ウンジェはジェゴルのハンカチを握って病室を出ていく。
化粧室で何とか鼻血を止めた。出て来ると外にジェゴルが立っている。
「大丈夫かい? ダメそうだな」
ジェゴルは行こうとするウンジェの腕を取った。
「何するの」
「いいから来て」
腕を引っ張られながらウンジェは訊ねる。
「何のつもり?」
それには答えず、ジェゴルは話し始める。
「父さんは思ってた以上にひどい人間だな」
ジェゴルはウンジェを引っ張って来て長いすに座らせた。長いすの前には足用のマッサージ器が設置してある。
「こんなにこき使うなんてな」
ジェゴルは座らせたウンジェの足を握った。
「キム先生」とウンジェ。
「15分。15分だけ」
ジェゴルはウンジェの足のふくらはぎをマッサージにセットする。
眠れなかったヒョンは巨済病院にやって来てウンジェを探した。
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左足に続いて右足のふくらはぎをセットしながらジェゴルは話す。
「母が搬送された日から、ソン先生は一日も休んでないだろ」
「…」
「今日は難しい手術もした。そこまで無理をしたら、よほどに体力ある男でもぶっ倒れるよ。だから何も考えずに15分だけ、休んで…」
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ふと見るとウンジェは眠りに沈みだしている。
ジェゴルは笑みを浮かべた。やっぱりな…もう眠ってる。
ジェゴルの心を信じたとたん、ウンジェは一気に眠りに引き込まれたのだった。
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