美味しい物を食べながら。

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有松の町 Vol.1 有松鳴海絞り会館

2008年09月14日 | 愛知県
有松町。

電車で、ゆっくり のんびり 行ってきました。

着物の絞りで有名な町です。
歴史を見ると、職人の伝統を受け継ぎながら、
生活を支えた、先人の歴史が重ねられているそうです。

とても勉強になるサイトがありました。
http://shibori-zome.com/history/


では、出発です。

金山総合駅から、名鉄電車を使って。





まずは、「有松鳴海絞り会館」



1階は絞りの商品が、ところ狭しと並んでいます、
どれを買おうか、迷う位。

2階は絞りの勉強ができます。
おばあちゃんが、絞りの実演をしてくれます。

すべて手仕事のこの技術。
手法は100種類を越えると言われます。

一人で何種類もの技法を駆使することは不可能で、
たとえば最も有名な鹿の子絞りも、手結びの鹿の子、突出鹿の子などさまざま。

一人の職工が、一生をかけてひとつの技術を極め、
「一人一芸」と言われるそうです。

すべて手仕事で、糸を1粒1粒くくり上げ、
染めなど完成までに何人もの職人さんの手を渡る為、
浴衣一着を仕上げるのに、半年位掛かるそうです。

その中でも、くくり上げる技術は、手間隙が掛かるため、
後継者が少なくなっているそうです。

この為、この会館の2階で実演されているおばあちゃんは、
有松絞りを受け継ぐ、数少ない職人さんで、
貴重な姿が見られる所でもあります。




これは、「柳絞り(手筋絞り)」の技術を持つ職人さんの作品です。



皆さん、有松に行かれた時は、
ひとつ、このおばあちゃんに会ってくださいね。

とってもあったかい人達でしたよ。

続きは、次の記事で。



有松鳴海絞会館

愛知県名古屋市緑区有松町橋東南60-1
052-621-0111

開館時間
9:30 - 17:00 (実演は16:30まで)

休館日
水曜日 (但し祝祭日が重なる時は翌日休館)

http://www.shibori-kaikan.com/kaikan.html

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