会社に入ってからは高円寺にあるJIROKICHIで師匠を聞くのが常であった。長髪をばっさり切ってこざっぱりした師匠に会ったのはRoller Coasterの時だったか。今思うとユースケ=サンタマリアみたいだったような気がするのだが、いかがなものであろうか。
ある日、Webで妹尾さんのライブを探しているとHarp教室が引っかかり、なんでかなと見ると講師に妹尾さんの名前が!!えー、場所は・・渋谷。会社からすぐやんけと言う事で早速出向くことにした。フロントで見学を申し込むと丁度レッスンがあるから見ていけと言う。
防音扉を開けると妹尾さんを囲み数人が熱心に話を聞いていた。見学である旨を告げ、末席に座り初級クラスのレッスンを見学していると、次々に生徒がやってくる。ここのクラスは増えていくが帰る生徒はいない、そう気付いた時には部屋は満杯状態になっていた。
突然妹尾さんの矛先が僕に向けられ『君、Harp持ってるんやったら一緒に吹いてみ。』えー生徒じゃないんですが・・『そんなもん、構うかい。』・・えらく気さくな人だなぁというのが第一印象だった。通常は人気コースのため待たされるのだが、丁度初心者クラスに空きがあり翌月から受講可能と言われたのも幸いした。
試しに今月は空きは無いのかと尋ねると、次回から参加可能だが月2回のレッスンが1回しか受けられずもったいないから翌月にしたらという事であった。見学とはいえ、やったことは生徒と変わりなかったので、当日から入校扱いにしてもらいその場で申込みをした。20世紀最後の9月10日。これが師匠との腐れ縁の始まりであった。
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小西
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