本来は、この世に嫌いな食いもんは無いと豪語したいのだが、やはり人間一つ位苦手なものが無ければ可愛げがない・・・と思う・・。ドイツ駐在時代に先輩が出張先で食事に招かれた。夜も遅かったので最初は辞退したが『折角おいでになったので、この地方の名物を用意しました』と押し切られたそうだ。
地ビール(ドイツでは地ビールが普通)を飲みながら待っていると、巨大なステーキが運ばれてきた。ナイフを入れるとかの国の肉にあるまじき柔らかさ、まるで和牛のようなと先輩はニコニコしながら肉を口に運んだら・・・それは信じられない大きさのレバーだった(笑)。名物とは馬鹿でかいレバーステーキだったのだ。
先輩曰く『俺もレバーは嫌いじゃないんだけど、あの凄まじい量は無いゾ。Tクン(ぼーずのことだよ)だったら間違いなく死んでたな』 そんなもんで死んでたまるか(笑)。ま、確かにあのくそ重たいドイツの食卓をひっくり返して逃げるにはかなりの体力がいるが、あの頃なら出来かもしれん(笑)。つくづく行かないで良かったと思う。
これほど嫌いなレバーである。さっさとメニューから消えてもらえば嬉しいのだが、お上の命令という所が気に入らん。過去に生レバーで犠牲者が多発していたとは聞かないが、そんなに危険なのか?まず危険度から言えばフグ肝の方が危ないんじゃないか?だいたい、こんな問題こそ世間が好きな自己責任の範囲じゃないのか。疑問は尽きない。
一つには鳥や魚にまで規制が及ぶのが嫌なのだ。鶏の生レバーは平気な上にガチョウと魚の肝に至っては大好物だから。勝手な奴と思われようが、好きなものは如何ともし難い。どうかこの騒ぎが牛、豚止まりで無事収まりますように。
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