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偉大な新聞紙

その昔、関西に帰るたびに京都よーじやの脂取りを買わされていた。当時女子高でも流行っていたらしく従兄妹の娘たちも欲しがった人気商品だ。元々は金箔を挟んで打つための和紙だそうだが、今は機械で叩くという。確かによく吸うと思ったが、あの金額で使い捨てはもったいない。人気の原因は視覚的に取れたという気がするからだろうか。紙で軽く顔を撫でるだけで脂染みが広がった。

ティッシュもよく吸うのだが、視覚効果で劣る。実感できるのは紙タオル、それも安い方が吸った脂が点々と小粒のシミを作ってくれる。実は同じ位すごいのが新聞紙で頭皮が脂っぽく感じられるとき、インクの刷られていない白紙部分を押し当てると梨地状に脂染みが移る。僕の頭でやると新規のシボ模様(人工皮革を本物っぽく見せる為のしわ)になりそうだ。

困るのは新聞紙には白紙部分がほとんど無いことだ。どこかにサラの新聞用紙を売っていないかと調べると・・・あるじゃないか、通販で。まっさらの紙が20Kgで5000円。記事付きと変わらんかも(笑)新聞記者諸君、怒れ!!

子供の頃、新聞紙は万能で、あらゆるものの包装紙だった。くしゃくしゃにして使えば緩衝材になり、玉子を割れないように包むのもこれ。今はキャンプの焚き付けはメタやガスライターを使うが、当時はわざわざ持って行った。上着の下に新聞紙を重ねると結構暖かくなり、緊急の防寒対策だった。

当時は食品ですら新聞紙で包んだ。タコ焼きのソースが染みない様に防水紙を1枚上に載せて新聞紙で包むのは高級店?で、子供相手の店は直接新聞で包んだ。親父がガキの頃、洋食と呼ばれた薄いお好み焼きはわざわざ刷毛で新聞紙にソースを塗ってからその上に焼き上がったやつを置き、更にその上にソースを塗ったそうだ(両面に塗る手間を省いた)。昔のインクなんで、そうとうヤバイもんが入っていたと思うが誰も文句を言わなかったようだ。

20kgの新聞紙に脂を吸わせればかなりの減量になるが、買っても絶対に余る。現代のタコ焼き屋さん、半分要らんかね?ところでリサイクルで紙から脂を抜けたらなぁ。ケンタッキーフライドムービーという大馬鹿映画で、ガキのニキビからガソリンを作るという話があった。ガスは無理でもディーゼルオイルなら出来そうだな。誰かやってみんか。自慢ではないが脂なら結構なストックがある。活用して欲しい。

写真は新聞紙の白紙部分。鼻をつまんでみたのだが・・・この効果はどうだろう?

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