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商いは、短く持ってコツコツと

20年ほど前、排気ガス中の有害物質低減プロジェクトで働いていた。同僚に写真集コレクターがおり、有名女優が出すたびに購入していた。この男、集めるよりは貸し出しを趣味??としており、購入後すぐ回覧してくれるのだ。

有名女優のものとはいえキワドイ系、要は『あの〇〇が脱いだ』で有名な写真集が中心・・・いや全部だったので、回覧は厳重に封をされた封筒で回っていた。なにせ人数の多いプロジェクトだったので、回覧が終るまでかなりの時間がかかった覚えがある。

だいたい、不特定多数に回覧するのは無くなるもとである。高校時代、先輩に貸した後、又貸しされた大事なLP10枚近くが帰ってこないままの僕としては心配してやったのだが、この男全く意に介さず新刊を買っては回し続けてくれた。どうも持って帰るとしっかり者の奥さんに無駄使いを怒られるので、それが怖かったというのが真相のようだった。

人に頼るだけというのはもっとも嫌う所なので、個人でもせっせとこの手の本を買ってきた。今回の引っ越しで屋根裏から大量に発掘され、唖然とした。何じゃこの量(笑)所謂チェーン店に売るとよほどの希少本以外は二束三文。屋根裏なので保存状態も良くないので買い取り価格は期待できそうもない。

捨てられるのが嫌さに一冊ずつウエットティッシュで表紙を磨き上げ、程度のいいもの5~6冊をリュックに納めて神保町の古本屋に持ち込んだ。驚くことに7千円の値が付き、欲望に火が付いた。重いから郵送させてと頼み、その古本屋に残りをダンボール箱に詰め送り付けた。

翌日、残った(まだあるんかい!!)20冊ほどを背負い、再び神保町に向かう。余りの重さに耐えかね、駅近くにある別の本屋に持ち込んだが・・・それが敗因だった。『2千円だね』・・えー?っとは思ったがそれを引き取り、また持ち歩く気力は失せていた。

空のリュックを背負い、最初の店に向かう。『全部で1万7千円です』送料に1400円かかったが、捨てることを考えたら御の字である。しかし、近くの店に行ったのは間違いだったな。わしゃあきんどにゃ向いとらんようだ。その足で目の前のてもみんに入り肩を揉んでもらった。40分4,320円。さて、僕は儲かったのか、損をしたのか?(笑)
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