このギターはハイの弦が細すぎるのか、糸巻きのストリングホール加工が今一なのかは判らないが、ホントによく切れた。恐らくホールの面取りが不十分なためエッジが立ち過ぎて切れたのじゃないかと思う。今ならリーマーで面取りをするのだが、当時そんな知恵はなかった。
切れるのはだいたいチューニング中にテンションを上げた時プチっとくる。切れた先がブリッジ側に飛んできてピックを持つ右手の甲に突き刺さると言う恐ろしい機能?を持ったギターだった。ぼーずはこいつに『血吸い蛭』という名を献上した位だ。
このお陰で一時12弦熱は収まったのだが、カップスのエディ藩がリッケンの12弦を弾いてる所を見てまた虫がうずき出す。通常12弦ギターはヘッドが大きくなりバランスが悪いのだが、こいつは糸巻きを交互に90度ずらし、6弦サイズのコンパクトなヘッドが魅力だった。(↓ 四の五の言うより見て頂くのが一番だ)
http://www.crane-guitars.com/upload/save_image/11181837_4ce4f3bc0b23b.jpg
数年前、大阪梅田の楽器屋で、これがメチャ安で売られていた時にはかなり悩んだ。買うのはいいが使い道が無いモン。ホテルカリフォルニアの前奏だけ(笑)? ふと閃き、楽器屋の兄ちゃんに『これって6弦だけ張っても使えるよな』と聞く。兄ちゃん速攻で『そーゆー使い方されるんやったら、止めた方が・・・』。なんちゅう正直な(爆)。素直さに敬意を表し買わずに帰る。
先週、アマゾンからJohnny Winter70年代のライブDVDが届いた。初期の愛機はマスタングのイメージが強い彼だが、なんとフェンダーの12弦も弾いているではないか。ヘッドがZO-3みたいなシルエットで欲しいとは思わないが、なんかおかしい。よーく見ると弦6本で弾いている。そーか。N楽器の兄ちゃん。今更遅いとは思うけど、やっぱこの弾き方ありやで(笑)。
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