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まさかのコマ劇場

7日のてっちゃん・せのちゃんは是非行こうと楽しみにしていたのだが、軽くチェックで済むと思っていた歯医者が長引いた上、神経を残すというまっとうな治療をしてもらっているので・・メッチャ痛い(笑)。帰ってから後で痛みが出るかもと言われ、ちょっとおとなしくしておく事にした。ライブパス。うーん、次は15日のセノテラか。木曜は突発が入りやすい日なので危ないなぁ。

でいつもと違う先週3日のライブレポートをお届けしようかというのが今回の企画。題して『初めて入ったぜ、新宿コマ劇場』。ぼーずが学校を卒業し、めでたく?会社員になったのは78年。約29年前・・・えーそんなになるか。当時は埼玉県にある某工場の寮に押し込められ1年間の実習を強いられた。その為遊びに出るのはいつも西武新宿線。終電ギリギリまで遊べる新宿は便利なところであった。

その頃の歌舞伎町は怪しげな場所ではなく(一部怪しかったが)安い飲み屋にディスコ、映画館、ライブハウスがひしめき、安月給の身でも遊べる親しみやすい街であった。今は早稲田の学生が飛び込んで水質汚染が広がることを避けるために撤去された噴水が、まだ現役で残っていた時、コマ劇場はこの噴水広場に面して当時からあった。(噴水撤去の理由に関しては、一部偏見が混じっております)

若者が多い歌舞伎町にあってこのコマ劇場は不思議な存在だった。列を作る観客は爺婆が多く、タマにいる若者もなんか妙に時代から取り残されたような服を着ていることが多かった。出し物に演歌系や大衆演劇系が多かったせいだろうか。広場の3面とは明らかに違う人種が並んでいた。

今回はなんとここに並んでしまったのだ。出し物はコロッケ(笑)。中学からの親友が優待券を入手し招待してくれた。物まねだけで何時間も持つのかと心配していたら、前半は芝居だと言う。誘ってくれた友人もそこまでは知らなかったようだ。(あのな(笑)。それくらい調べとけよ)

席は前から5番目のS席。コンサートなら最高の場所だ。驚いたことに稽古中にコロッケは骨折し、腕を吊ったままで演じていた。芸人根性侮り難しやなぁ。芝居はお江戸ミュージカル。芸達者な赤木春恵、熊谷真実といったあたりが芝居を引き締めそれなりに楽しめた。脚本家は小野田勇だったが、NHKのおはなはん以来かな(ふ、古ぅ~)。それにしても泣いてた人が何人かいたのには驚いた。ま、落語の人情話で泣く人もいるからね。

楽しみにしていた物まねは2部から始まった。これは文句なしにケッサク。お笑いの基本『演じる本人は笑わない』という黄金律を最初のシンデレラハネムーンでは破って、本人が噴き出しながらやっていたのだが、メッチャメチャ面白かった。岩崎宏美から『もうこの歌はあんたにあげる』と言われたそうだが、真面目に歌ってもギャグになるなら、その方が正解かもしれない。しかし、本人に見られたらどつかれるぞ。

全部見て思ったがTVの物まねは毒が抜かれている。物まね見るならライブに限ると言うのが今回の印象だ。仲の良い友人から聞いた話だが、コロッケを初めて見たのは西麻布のゲイバーだったとか。その時はカセットを持ち込み形態模写だけだったそうだ。今は歌まで完璧に真似ている。芸の無いアイドルミュージシャン達は見習うべきだろうな。
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