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若女将に乾杯(その2)

ここまで行って、そろそろ14:30のラストオーダーと思った時店に電話がかかって来た。予約と言うより滑り込みの申し入れだ。普通なら『閉店です』と断るだろうに気持ち良く受けている。やるな、若女将・・・ってまだ若いんだけど。ご主人ご自慢の娘さんである。現在、昼を預かり女将修行中?(笑)普段は作務衣だが、たまに艶やかな着物姿。

程なくして件の四人家族が入店。園児と見受けるお嬢ちゃん二人に、旦那は外国人の一家だったが、下のお嬢ちゃんはパパの腕の中ですぐに寝落ち。観光に引っ張り回されたな(笑)。ところがラストオーダーが順番に供され出した頃、この日本人妻いきなり『弁当に肉入れないで』と言い出した。

利休弁当の焼き魚と鶏肉は定番である。なぜ頼むときに言わないんだろうと横で勝手に義憤に駆られるワシ(笑)。ところが若女将は動ぜず『ほな、別のものに替えさせて頂きます』 すげー、人間出来てるなぁ。もうちょい腹の膨れてない頃なら『余っても困るでしょ。その分、僕が買い上げましょう』とイヤミったらしく言うのだけど、3人分はちと重い。

一家が食べ終わる頃、お姉ちゃんも眠たそうになり、料理をかなり残していた。するとこの日本人妻、自分と旦那の鰻を箸で摘むや子供の八寸に放り投げた。なんちゅう下品な振る舞いや!作法を知らん外国人の旦那で良かったな!!と心の中で毒づいていたら、『これ包んでくれる』とほざくじゃないか。

8月に持ち帰るかぁ? 旦那がdoggy bagくれと言ってりゃ、ワンコが可哀想だから止め!とワシャゆーてるぞ! が、ここでも若女将、にこやかな表情を崩さず『和え物は足が速いので、今お召し上がりください。後のものはお包みします』・・・エライなぁ。

その一家が店を出たのを見計らい、若女将に対応の素晴らしさを褒めるが、あそこまで言う事を聞かんでもと余計なことも付け加えた。すると『中には出してから替えてくれというお客さんもいるんですよ』その為に普段から代替品は用意しているそうだ。京都の店がここまでやるかな。感心すると共に、これ以上ふざけた客が来ないことを祈る。

確かに今はネットへ評論家気取りで、言いがかり同然のコメントを垂れ流しにする馬鹿も多い。あまり厳しい対応は難しいかもしれない。まぁ全部の店がそういった親切な対応をする訳じゃないので、一度どこかで塩を撒いて追い出さりゃ良いんだよね。

そうそう、文句ばっかりじゃ何なんで、この日は切れていたお勧めの鮎の写真(以前に撮影)を上げておく。



※注:日付は並べて上から読めるように“その2”を前日(ダミー)にしてあります。
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