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偏向映画観(1本目)

昨年は職場が変わったという事もあり、かなり忙しい年末であった。いつもならよく見る映画も10月辺りから行っていない。というわけで週末は映画のはしごをすることにした。(少々ネタバレ箇所があるので、これから見に行こうと思っておられる方は、その後でお読み下され)

1本は同級生掲示板の間で面白いと評判だった、007のカジノロワイヤル、もう1本は予告編を見てなかなか面白そうと思っていたファンタジーもののエラゴン。まず前者だが、理屈無しに楽しめる。上司のMが女性だったり、秘密兵器開発責任者のQが、新兵器の利用法をあらかじめ説明するというお約束の場面が無かったが、お助けグッズはより近代的になって登場。

小学校6年でゴールドフィンガーを観てから(わはは、歳がバレるな)慣れ親しんだ、初代ショーン=コネリー以外のボンドに何か気持ちの悪さを抱いてきた。特にロジャー=ムーアの能天気ボンドに我慢が出来なかったぼーずだが、今回の若かりし頃のボンドには好感が持てた。最初の追跡シーンは本当にスリリング。役者は体力勝負だということが良く判った。

小説、映画はいかに御都合主義を読者、観客に悟られずにストリーを展開させるかが鍵だと思っている。追跡シーンでの逃亡者は体力ゲーム『サスケ』を次々にクリアーするような爽快感があるが、へそ曲がりは都合よく逃げる先が出てくると思うかもしれない。

スパイ大作戦で凄腕のハスラーを相手に、コンピューターを使ってビリヤードに勝つ話があった。玉の突く所と強さをコンピューターの指示通りにやると次々にスーパーショットが生まれ、いくらなんでもこれは無いと思ったことがある。これとは正反対だが、カジノでのポーカーを、ボンドが博才だけで勝つと言うのは余りにも芸が無さすぎ。ゴールドフィンガーですら望遠鏡で相手の札を読み、それをマイクで伝えるという古典的な手段を使ったのだから、今回はもう少しハイテクで行って欲しかった。国際的武器商人がポーカーで資産を増やすってのもなんだけどね・・・博徒じゃないんだから。

荒唐無稽さを売りにしてきた007シリーズが少しだけハードボイルド路線を走ったと言うことだろうか。映画評を見ていると、どうやら批判はここに集中しているようだ。まぁ、受け取り方は人それぞれ。自分としては料金分以上に楽しめた作品だった。
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