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しけた新年

想像はしていたが、会社での新年式典は厳しい状況説明のオンパレードだった。そりゃそうだろう。毎朝、新聞を開くたびに、ため息が出るような記事ばかりだもの。自分の勤める会社だけが無事であるわけが無い。あまりに味気ないと思ったので、経済家庭欄でもと開くと、そこでも『金が無い』の大合唱。かと言って金なんぞ要らんわいと言い切れない所が悔しい(笑)。

確かに経済的には厳しい状況にあり、我社では今月から残業が制限される事で、社員の給与も若干下がるようだ。若い人達や取引先は戦々恐々としているが、今までだって厳しい状況はあった。十数年前、新聞を開くと同業他社と合併か?なんて記事がでーんと載っていた事もある。当に『聞いてねーよ』状態だった。

但し、その時は我社の商品ラインナップに魅力ある商品が少なかったのが原因だった。自分達が頑張れば何とかなった・・・とゆーより頑張りが足りなかったのだろう。事実、その後に出した商品が大当たりし、一息つく事が出来た。今回深刻なのは巨大なマーケットであるアメリカ市場が冷え込んでおり、そこから来た不況で国内購買層が物を買わなく、あるいは買えなくなった事だと思う。これはちょっと難敵だ。

しかし、住居をかたに借金でぜいたくな暮らしって・・・何を考えてるんじゃ、アメリカ人(笑)。借金はいずれ返さないとイカンだろうに。まぁ、住んでいるマンションをうん千万円で売ってくれなんてチラシが入って浮かれていた日本人も多かったからあんまり威張れたもんではないかも知れない。事実、ぼーずが住んでいた借り上げ社宅(転勤者の持ち家を貸してくれた)扱いの3LDKに5千万で売らんかというメモが入っていたことがあった。

駅から近いとはいえ埼玉の真ん中にある、築10年は過ぎたマンションがそんな値段んで売れるとはと驚いたものだ。持ち主とは知らぬ仲ではなかったので、売っといてやろうかと思ったくらいだ。(頼むから、妙なことしないでくれと厳命されていたのでやらなかったが・・・5千万損した。わはは。)普通の人間なら浮かれて当然かも知れないが、これを売って新しいマンションを買おうにも、そっちはもっと高いのだ。今住んでいる所で堅実に暮らすという選択をした人も多かったと思う。

今の不況は、これから来るであろう厳しい状況を見越した精神的買い控え不況の様な気がしてならない。その内ホンチャンが来るのは確かなのだが、取りあえず今は気が付いていない事にしてヘラヘラ笑って過ごそうと決めた。さて、いつまで笑っていられるだろう?
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